度重なる病気に苦しんでいるウダンが心臓の再手術へ

　

　2009年の全米オープンでベスト8に進出して注目されたのがメラニー・ウダン（アメリカ）だったが、彼女が苦しんでいた心臓の問題が再発。復帰が遠のいた。
　　ウダンは17歳で出場した09年の全米でマリア・シャラポワ（ロシア）を倒すなどしてベスト8に進出して注目された過去がある。木曜日の段階で彼女が自身のTwitterに投稿した内容によれば、彼女は心臓病の治療のためにもう一度手術を受ける必要があるという。
　　また、彼女は胸に検査機を乗せている写真をアップロードしている。
　　ウダンは先の11月にすでに一度手術を受けている。当時の彼女はAP通信の取材に対して、試合の直後には心臓の鼓動が速くなってしまう経験をそれまでにもしていたと話していた。
　「これは心配な状態だと確信していた」とウダンは当時話していて、「本当にイライラした。試合をしていても、何が何なのか全然わからなかったから。だから、私はなるべくリラックスするように心がけ、深呼吸をしたり、身体から力を抜いてみたりした。そうすると気分がよくなったのよ」。
　　ウダンは現在23歳。ジョージア州マリエッタの出身だ。これまでの最高位は31位だが、現在は165位。昨年9月を最後に試合には出ていない。
　　彼女は2013年には、激しいトレーニングの影響で筋肉組織が壊れるという病気に悩まされた。
　　木曜日に投稿されたTwitterでは、今回のことは「とても残念だ」としつつ、「でも、これを乗り越えて、人間としてよりよく、そして強くなれると思っている」と続けている。
　「みんなには悪いニュースを伝えないといけない」とウダン。「私の心臓の状態がまた元に戻ってしまいました。今季のスタートはまた遅れることになるし、たぶん、もう一度手術を受けることになるだろうと思う。当分の間は、心臓に検査機を付ける必要があるということになりました」とウダンはTwitterに投稿している。(C)AP
　※写真は昨年の全米オープンの予選でのウダンPhoto：NEW YORK, NY – AUGUST 22: Melanie Oudin of the United States returns a shot against Ashleigh Barty of Australia during their Women’s Qualifying Singles Round 3 match prior to the start of the 2014 U.S. Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on August 22, 2014 in the Flushing neighborhood of the Queens in New York City. (Photo by Chris Trotman/Getty Images for USTA)