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強烈すぎて忘れられない学生時代の先生は?【イラストコラム】
先生ってヘンな人が多いですよね。ある意味、ガラパゴスな世界だからでしょうか、独特な人が多かったなぁと思います。
「若干~」が口癖で「ジャッカン」と呼ばれていた先生、冬でもTシャツ短パンの先生、板書するときプリプリお尻がゆれるセクシーな先生、ちょっと思い出してみるだけでも、ヘンな人ばかり。
高校の家庭科の先生が、「○○してみたり~」が口癖で、なにかの病気の説明をしているときに「嘔吐してみたり~」と言っていて、(嘔吐はしてみるものではないだろう!)と笑いをこらえたことは記憶に濃く、この「○○してみたり~」は今でも先生の真似をしたくなってしまいます。
見た目も中身もアクの強い人が多くてヘンだけど、どこか憎めなくて。小馬鹿にしつつも、そのおかしさをいつも期待してしまう。
先生たちはそんな風に(自分の思惑とはちがうところで)愛されてるってこと、気づいていたんだろうか?
わたしは小さいころから「先生も人だなぁ」と思っているようなかわいげのない子どもだったので、先生に特別かわいがられることも、先生を絶対的に信頼することもなかったのですが、大人になってみてそういう子ども時代はさみしいことだったなぁと思います。
先生と友だちみたいにキャッキャしたり、悩みを相談したり、そういうのもっとしたかった。
すきな先生もいたけれど、質問にいったり雑談したりはほとんどできなくて、ただその先生の授業をたのしみにしているだけ。
予備校の先生だけど、身振り手振りで面白おかしく歴史を教えてくれる先生がいて。ドラマ仕立てに「ねぇねぇ、中臣鎌足~!」とか、コマネチのポージングで「インドはこうね!」とか、そんな風に語られる歴史は落語を聞いているみたいで、自然と歴史の勉強がすきになっていった。
先生に限らずだけれど、すきなものを徹底している人の話はとてもおもしろい。そして彼らはなにかに夢中だったり一生懸命だったりする分、キャラが濃くてヘンテコで。だから強烈で忘れられないほどに愛さているんだなぁと思うのです。
文・イラスト MARI MARI MARCH(マリマリマーチ)/OFFICE-SANGA
※この記事は『強烈すぎて忘れられない学生時代の先生は? 「徳川埋蔵金を探してた」「髪ボーボーなのに頭脳明晰」』を再構成しています。