閉館後のミュージアムでサプライズプロポーズ

　

　恋人をサプライズで喜ばせたこと、あったっけ……。思い返してみると、突然プレゼントを渡してみたり、そういったことが数えるほどあった気がするが、それらの思い出とともに悲しい恋の記憶がよみがえってきて気付けば遠い目になっているのだった。自分のことはさておき、好きな相手の喜ぶ顔をみるためにサプライズで何かをするってすごく楽しいことである。
　
　■サプライズでされて嬉しかったことは？
　
　みなさんの恋の思い出を聞かせてもらおうと、「おしトピ by 教えて！goo」で、「今までに異性からされて嬉しかったサプライズを教えて」と質問してみたところ、素敵な回答がたくさん寄せられた。
　
　「風邪で熱出して家で休んでいるときに彼氏が私のためにお弁当を作って家まで来てくれた。どのサプライズより嬉しい」（チキンパーティーさん）や、「なんでもない日に軽くプレゼントをもらいました。なんでもない日なので凄く嬉しいですよ！」（Panda1969さん）、「付き合い始めの頃。彼が、石、素材を選びデザインを考えた指輪をプレゼントしてくれた。その後もいろんなものをもらったけど、あれから10年。今でも、その指輪が一番の宝物」（みーにゃんさん）などなど、回答を読んでいるだけでほっこりした気持ちになる。素敵なサプライズっていつまでも胸に残っているものなのですね。
　
　■世界で1組だけのサプライズプロポーズ
　
　閉館後のミュージアムを貸し切り、名画の前で突然のプロポーズを……。そんな映画のワンシーンのようなサプライズを行ったカップルがいた。
　
　この素敵なサプライズ、神戸市立博物館で開催中の「チューリヒ美術館展」と、神戸をウエディングの街として活性化させることを目的にした団体「神戸ウエディング会議」とのコラボレーションによる企画で、一般応募の中からたった1組のカップルだけが体験できる貴重なもの。
　
　印象派を代表する画家として有名なクロード・モネの幅六mにおよぶ大作「睡蓮の池、夕暮れ」の目の前で、バイオリンの生演奏をバックにプロポーズするというのだからすごい。なんというロマンチックなシチュエーションだろうか。
　
　■美術館通いが定番デートの二人が……
　
　世界で1組だけのサプライズプロポーズを行ったのは、神戸にお住いの大谷綾さんと中浜千尋さんのカップル。お二人の初デートは美術展鑑賞だったそうで、それ以来、美術館に展覧会を見に行くのが定番のデートだったとか。当初、あまり美術には興味がなかったという大谷さんだが、彼女である中浜さんの影響で絵画やデザインの面白さに目覚めたという。…