仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
海外でカネ稼ぐなら「日本とシンガポール」!? 労働目的の渡航者「増加」=中国・陝西
中国・陝西省のメディア華商網は17日付で「陝西の海外での金稼ぎ、9割超が日本とシンガポールに行く」と題する記事を掲載した。同記事は違法に活動する仲介業者もいるとして、注意を呼びかけた。
同省商務庁のまとめによると、同省でこれまで「労働」を目的に海外に渡航した人は延べ6万4000人。2014年には前年比32.46%増の9218人でに達した。従事する職業は建築業、製造業、流通業などで、得た収入は累計で65億元(約1264億円)に達した。1人当たりの収入は2013年における陝西省住民の可処分所得の3.4倍という。
渡航先で最も多いのは日本とシンガポールで同省西安市商務局国際経済合作処の方立軍処長によると、建設工事請負などに伴って渡航する人を除けば、日本とシンガポールに行く人が全体の9割以上になる。
渡航する人で最も多いのは1980年以降に生まれた農民で、最近は大学生も増えつつある。日本では機械や電気の技術者として渡航した場合には月収1万2000元から2万元(約23万3400-38万9000円)程度。電子、機械、食品、水産、建築などの分野で実習生として日本に行けば3年間で25万元(約486万円)程度を得ることができるという。
同省にはいくつかの「渡航労働仲介会社」があるが、方処長によると、仲介会社には法人組織であるだけでなく「資本金600万元(約1億1700万円)以上」、「熟練した3人以上の管理スタッフ」、「健全な内部管理制度と緊急事態発生時の対応体制」、「法定代表者に事故や過失に原因するもの以外の犯罪歴がないこと」などの条件がある。
これまでに、資格のない業者の仲介で渡航を計画し、出国できなかったり給料を受け取れなかった事例が発生し、十分な警戒が必要という。
規則によれば、仲介料は労働期間中に受け取る賃金の12.5%以下で、日本の場合3万5000元(約68万円)程度の場合が多いという。それ以外にも健康調査、渡航前の訓練、旅券やビザの発給など渡航に伴う諸経費などが必要だ。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C) Nattee Chalermtiragool/123RF.COM)
【関連記事】
「砂」が戦略資源!?・・・シンガポールでは「領土拡張」に
日本の都市「暮らしやすさでアジアの一流、ズバ抜けてはいないが世界の優等生」・・・米コンサル大手調べ
シンガポールはなぜ「ショッピング天国」から地獄へと落ちたか
【中国コラム】世界に羽ばたく華僑の帝王学
世界競争力報告 中国は世界28位に、日本は何位に?