アトレティコ、マンジュ＆Ｒ・ガルシア弾でグラナダに勝利！ ３位を維持 (1/2ページ) - サッカー - SANSPO.COM（サンスポ）

　

　　１８日に行われたリーガエスパニョーラ第１９節、Ａマドリードは本拠地ビセンテ・カルデロンでのグラナダ戦に２－０で勝利した。

　　Ｒマドリードを相手にしたコパ・デル・レイ５回戦を突破し、次のミッドウィークに行われる準々決勝ではバルセロナと対峙するアトレティコ。そのような過密日程にも“パルティード・ア・パルティード（試合から試合へ）”の哲学を貫き、「我々の試合はグラナダ戦しか存在しない」ことを強調したシメオネ監督は、フェルナンド・トーレス＆マンジュキッチの２トップを初めて先発で採用して、アグアド暫定監督率いるチームとの一戦に臨んだ。

　　最高気温４度という寒さで、観衆もまばらのカルデロン。アトレティコはサイドからグラナダを切り崩そうと試みるもプレーの精彩を欠き、決定機を生み出すには至らない。それでも３２分、Ｆ・トーレスのクロスに飛び込んだゴディンがシッソコに倒されてＰＫを獲得。マンジュキッチがこれを冷静に決め、先制に成功した。リードを得たアトレティコだったが、前半の枠内シュートはＰＫの１本のみと、低調なパフォーマンスのまま前半終了を迎える。

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　　後半に入っても、アトレティコは普段のインテンシティーを見せられず。コケ、アルダ・トゥランを中心にボールをつなぎながらも、Ｆ・トーレス＆マンジュキッチが待つ最前線にボールを供給することができない状況が続いた。これを受けたシメオネ監督は５８分、Ｆ・トーレスとの交代でグリーズマンを投入。“エル・ニーニョ（Ｆ・トーレスの愛称、スペイン語で子供の意）”は観衆から大喝采を浴び、それに拍手で応じながらベンチへと下がっている。

　　速攻の際にも生きる、グリーズマンの鋭いドリブル突破を武器に加えたアトレティコ。だが、６８分には右サイドからのクロスがマンジュキッチまで届くも、頭で合わせたボールは枠を捉えられず。また７０分にはグリーズマンがボレーシュートを繰り出すも、これはＧＫオイエルの好守に阻まれた。追加点が遠い状況を受けたシメオネ監督は、８４分に２枚目の交代カードを切り、マンジュキッチを下げてラウール・ガルシアをピッチに立たせる。

　　そして８８分、ピッチに立ったばかりのＲ・ガルシアが、指揮官の期待に応えた。背番号８は、右サイドのＡ・トゥランが鋭い切り返しから放ったクロスに反応。得意のヘディングシュートによってオイエルが守るゴールを破った。ようやくリードを広げたシメオネ監督は、時間稼ぎの意図もあってか９０分にＡ・トゥランをラウール・ヒメネスに代え、２点差を維持したまま試合終了のホイッスルを迎えている。

　　２試合ぶりとなる勝ち星を手にしたアトレティコは勝ち点を４１に伸ばし、バレンシアを抜き返して３位の座を維持。２位バルセロナとの勝ち点差を暫定ながら３に縮めた。１５試合勝利から見放されるグラナダは、勝ち点１３で暫定１９位に位置している。（Goal.com）

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