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[注目トピックス 外国株]10日の中国本土市場概況:上海総合指数は下落、中国景気の先行き不安が重しに
*17:22JST 10日の中国本土市場概況:上海総合指数は下落、中国景気の先行き不安が重しに
10日の中国本土市場は下落。主要指標の上海総合指数は、前日比16.34ポイント安(-0.49%)の3286.07ポイントと反落した。上海A株指数は17.23ポイント安(-0.49%)の3443.15ポイント。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数が1.18ポイント高(+0.40%)の297.70ポイント、深センB株指数が2.40ポイント高(+0.22%)の1107.60ポイントで引けた。
中国景気の先行き不安が重し。寄り付き直後に公表された2月の物価統計は、生産者物価指数(PPI)が前年同月比マイナス4.8%(予想はマイナス4.3%)、消費者物価指数(CPI)が同プラス1.4%(予想はプラス1.0%)とまちまちの結果だったが、PPIが予想以上に低下したことで、企業活動の低迷が意識されている。IPO加速による需給悪化の懸念も続いた。もっとも、下値は固い。国会に当たる全国人民代表大会(全人代)が開催中(15日に閉幕)のため、これから各種の景気テコ入れ方針が打ち出されるとの期待が根強い。
銀行株の下げが主導。中国の銀行最大手である中国工商銀行(601398/SH)が2.2%安で引けた(前日は4.2%高で終了)。前日は、「証券当局が商業銀行に対し、証券業務を解禁する方向で検討を進めている」と伝えられたことを材料に急伸していたが、本日は一転、利食い売りに押されている。本件株や不動産株もさえない。エネルギー株や鉄道関連株も売られた。
半面、医薬関連株やITハイテク関連株が高い。上海市政府系医薬グループの上海医薬集団(601607/SH)が値幅制限いっぱいまで買われ、LED基盤・チップの中国最大手である三安光電(600703/SH)が2.9%上昇。消費関連株や自動車株、空運株もしっかり。
ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は2.55%高の2045.32ポイントと続伸し、史上最高値を3日ぶりに更新している。深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)について、創業板の優良大型銘柄も組み込む方針と伝えられたことが改めて材料視された。香港を経由した域外のマネーが流入するとの期待が強まった。
【亜州IR】
《KO》