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[注目トピックス 市況・概況]10日の米国市場ダイジェスト:ダウは98ドル高、GEの事業再編案を好感
*07:32JST 10日の米国市場ダイジェスト:ダウは98ドル高、GEの事業再編案を好感
■NY株式:ダウは98ドル高、GEの事業再編案を好感
NYダウ ナスダック
終値 :18057.65 終値 :4995.98
前日比:+98.92 前日比:+21.41
始値 :17956.73 始値 :4977.03
高値 :18066.76 高値 :4996.09
安値 :17945.55 安値 :4970.02
10日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は98.92ドル高の18057.65、ナスダックは21.41ポイント高の4995.98で取引を終了した。朝方、リッチモンド連銀のラッカー総裁が、利上げ開始時期は6月が妥当との考えを強調したことでやや下落する場面もあったが、複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)が金融部門の大半から撤退する事業再編案を発表したことが好感され、堅調推移となった。セクター別では、資本財や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で耐久消費財・アパレルや不動産が下落した。
ゼネラル・エレクトリックは大部分の保有不動産を約265億ドルで売却するほか、金融部門の大幅縮小などの事業再編案を発表したことが好感され大幅上昇。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、シティグループによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。ソフトウェアのシトリックス・システムズ(CTXS)は決算見通しの引き下げが嫌気され、下落した。アパレルのギャップ(GPS)は、3月既存店売上高の落ち込みを受け売られた。
10日、携帯端末のアップル(AAPL)は新製品「アップルウォッチ」の予約受付を開始し、僅か6時間程度で24日の初回出荷分が完売となった。同製品に対する高い需要を受けて、株価は小幅上昇となった。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は120円19銭、日銀の追加緩和観測が後退
ドル・円は120円48銭から120円05銭まで下落し、120円19銭で引けた。中曽日銀副総裁発言を受けて日銀の追加緩和観測が後退したほか、米国の3月輸入物価指数の低下を受けてドル売りが再燃した。その後、ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁が6月の利上げを依然支持する姿勢を示したためドル売りが後退した。
ユーロ・ドルは、1.0568ドルから1.0635ドルまで上昇し1.0604ドルで引けた。…