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ウェアラブル系フィットネスのナーブ、7月市場投入目指す
エーピーコミュニケーションズは、東京ビックサイトにて開催されている健康博覧会に、バーチャルリアル・フィットネス空間フィットネス「NUR*VE(ナーブ)」を出展した。 2015年7月頃の市場投入を目指して開発されているナーブ。システムエンジニア集団の同社は、オキュラスリフトやキネクトなどのゲーム以外の利用を目指してソフトを開発したという。 使い方は、ゴーグルに自身のスマホを装着し、スマホに表示される映像に合わせて体を動かしていくというもの。 映像を表示するソフトの方向がはっきりしてきた中で課題になったのが、ゴーグルの装着方法。ゲームなど静的なエンターテインメントを楽しむのであれば、激しい動きがないため発汗することもないが、スポーツ的要素を入れ込み、実際に体をうごかすとなると発汗する。ゴーグルを装着しながら快適に発汗できるようにするため、同社はゴーグルのアタッチメントをデザイン、開発した。 価格はゴーグルとソフトウエアのセットで1万円ほどとなる見込み。ゴーグル購入者にIDを付与し、IDに紐付いた状態でソフトウエアの利用を可能にするといったスタイルを検討中。発売当初、ソフトウエアは2、3種類となる見込みだが、順次種類を増やしていくという。 また、BtoBモデルとしてフィットネスクラブへの導入なども視野に入れている。この場合、顧客はフィットネスクラブで利用できるサービスのひとつとして、バーチャルリアルフィットネスを活用することになる。 既存のサービスを組み合わせることで新たなサービスの創出につなげる同社の取り組み。フィットネスシーンにもウェアラブル系サービスが現実的な形で取り入れられている。