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携帯電話の出荷検査にこんな装置も
「第10回 組込みシステム開発技術展」(ESEC)において、携帯電話やカーナビゲーションシステムなどの検査機器製造メーカである新栄電子計測器は携帯電話の出荷時の検査を自動で行う機器「AF-80」の展示を行った。同製品は、3軸のロボットアームが携帯電話のボタンを操作し、付属のカメラで携帯電話画面の出力を撮像して評価を行うというもの。価格は1台あたり100万円。
携帯電話の出荷時の検査を自動で行う「AF-80」
3軸のロボットアームが携帯電話のボタンを操作する
携帯電話の出荷時などには、各機能が正しく動作するかどうかをテストする必要がある。この際、同製品を利用すれば、テスト工程を自動化できる。
同製品は、付属のソフトウェアをパソコンにインストールして、これとUSBを使って接続し、使用する。パソコン上から操作手順と正しい出力結果を記録し、ロボットアームがプログラム通りに携帯電話を操作してその出力画面をCCDカメラで撮像する。撮像された画像はソフトウェアに取り込まれ、あらかじめ記録してある正しい出力結果と比較することでテストを行う。また、オプションで携帯電話搭載のカメラの検査もできる。また、外部機器としてオーディオアナライザを接続すれば、スピーカ出力の検査にも対応できる。同製品は、1台のパソコンに最大16台まで接続することが可能。
同社の専務取締役である石井氏によると、検査をすべて自動化することで、人手を減らすことが可能になり、検査コストが削減できたとの声が納入先企業から寄せられているという。また、同製品はすでに数百台の導入実績がある。小型化の要求も強く、今後検討していく予定。