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ZMP、PWM出力対応の小型組み込みオプティカルフローセンサモジュールを発表
ゼットエムピー(ZMP)は4月2日、PWM出力に対応した高速小型組み込みオプティカルフローセンサモジュール「ZMP OpticalFlow-Z PWM」を発表した。
「OpticalFlow-Z PWM」
同製品は、カメラやFPGA、メモリを5cm角のモジュールに一体化し、オプティカルフローにより最大240fpsで画面の平均速度を計算、この結果をPWM信号にて出力する。GPSが利用できない屋内やGPSの受信状況の悪い環境を移動する飛行体や車両においては、周囲環境から自身の速度や挙動を把握することが求められる。同製品は、カメラで周囲の様子を撮影し、その特徴点の移動の様子から自身の相対速度を検出する。相対速度はPWMにて出力されるため、シンプルなシステム構成となり、既存機器への組み込みが簡単にできる。また、マイコンの汎用ポートを利用した受信が可能なため、多チャネル化も容易という。さらに、画面を12グリッド(横4×縦3)に分割し、各グリッドの重みを設定可能。車両や飛行体への搭載時に、カメラに映りこむ地面や海面など、定常的に外乱となりうる部分を計算対象から除外することができる。
主な仕様は以下の通り。
マイコン:ARM Cortex-M3 120MHzメモリ:1Gビット/128MB DDR3 SDRAMフラッシュメモリ:64Mビット/8MBインタフェース:PWM(x,y 2ch)サイズ/重量:50mm×50mm×19mm/約19g
なお、価格は一般が39万8000円(税別)、アカデミックが29万8000円(税別)。すでに販売を開始している。
システムイメージ
サンプルアプリケーション画面