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石川、相手の裏かく投球=シンカーに頼らず-プロ野球・ロッテ
力投するロッテ先発の石川=14日、札幌ドーム
昨季の新人王が成長した姿を見せた。ロッテの石川が7回3安打1失点で2勝目。以前とは違う配球で、日本ハム打線の裏をかいた。
10勝した昨年に相手を苦しめたシンカーを狙われていると感じ、「いつもより真っすぐを多く投げた」。田中の空振り三振など、一回のアウトは全て直球で奪った。直球を意識させたことで、その後は甘いシンカーでも打ち取ることができた。自身も「初回の真っすぐが効いていた」と振り返る。
緩い変化球も効果的だった。ハーミッダからはカーブで二つの空振り三振を奪い、「頭にない球を使わないと」と言う狙いから、昨年はほとんど投げなかったスライダーも多投した。オープン戦からシンカーに頼らない投球を考えてきた成果が出た。
昨季の印象を生かした頭脳的な投球。伊東監督も「きょうはカーブをよく交ぜた。内容は完璧だった」。珍しく手放しで褒めちぎった。
中日、サヨナラで10勝目=ナニータら起用に応える-プロ野球
9回、サヨナラ打を放つ中日の代打・ナニータ=14日、ナゴヤドーム
2-2の九回1死一、二塁。代打ナニータの打球が左中間へ伸びた瞬間、ナゴヤドームが大歓声に包まれた。中日が2試合連続、早くも4度目のサヨナラ勝ち。勝負強さを発揮し、リーグ10勝一番乗りを果たした。
直前の1死二塁の場面。谷繁監督は「代打の切り札」小笠原を指名した。歩かされるのを承知の上で、次のナニータにかけた。「コンパクトに打てる技術を持っている」という指揮官の期待に応えた殊勲者は「使ってくれて感謝したい。最高にうれしい」と喜んだ。
先発バルデスの踏ん張りも大きかった。八回に同点とされ、なお1死一塁。「自分のミスで追い付かれた。勝ち越されないように低めに投げた」。鳥谷を狙い通りの併殺に仕留め、流れは渡さない。137球の力投で責任を果たした。
九回を3人で抑えた福谷、6試合ぶりの先発出場で適時打を放った福田ら、各選手が起用に応えた。谷繁監督は「10勝を早くしたからと言って、何かあるわけではない。一つ一つ積み重ねていくだけ」。淡々とした言葉とは対照的に、表情には自信と手応えがにじんだ。
<蔵王山>観光シーズン前に懸念の声 初の火口周辺警報
宮城、山形県境の蔵王山で初めての火口周辺警報(火口周辺危険)が発表され、火口域から1.2キロに避難勧告も出された。規制範囲は山腹にある温泉街からも離れているため住民に直接の影響は無いが、山頂へ向かう「蔵王エコーライン」開通の見通しが立たず、御釜にも近付けないことから、地元・蔵王町などでは本格的な観光シーズンを前に客足への影響を懸念する声が上がっている。【豊田英夫、三浦研吾、金森崇之、山内真弓】
【降灰の影響、多岐に】火山噴火の経済損失、日本が最悪
御釜から約12キロ、蔵王連峰入り口の高原に広がる蔵王町の遠刈田温泉。約15軒の温泉旅館やホテルが並ぶ街に、警報を受けて報道陣が駆けつけた。
温泉客らは「ここまで噴火の影響は無い」と落ち着いた様子だったが、あるホテルの男性従業員は「客足は(火山性地震の報道があった)昨年秋から減っている。これから観光シーズンになるので、警報の影響はあると思う」。別のホテル関係者は「既にキャンセルの連絡が来ている」と声を落とした。
また、蔵王エコーライン開通の見通しが立たなくなったことの悪影響も懸念される。県観光課によると、昨年の御釜の推計観光客数は4月が1万6744人で、5月が6万3765人。担当者は「現在は冬季閉鎖中で直接的な影響は出ていないが、エコーラインの“雪の回廊”を見に来るお客さんも多い。閉鎖が長引くと心配だ」と話した。
蔵王町は13日、幹部約20人による蔵王山火山警戒本部を立ち上げ、蔵王山に通じるえぼしスキー場など登山口4カ所に立ち入り規制の看板を設置した。村上英人町長は「観光と農業の町にとって大きな打撃だが、町民の安心・安全が第一。正確な情報を町民に提供したい」と語った。
警報区域にかかる蔵王、七ケ宿、川崎の3町はそれぞれエリアメールで町民に警報を流すとともに、川崎町は山腹にある青根温泉、峩々(がが)温泉など5カ所に注意喚起の看板を設置。七ケ宿町も南麓の長老地区の登山口1カ所に看板を設置し、町道4カ所を通行止めにした。
宮城・山形両県などは先月23日に蔵王山の防災対策を検討する「火山防災協議会」を設立し、火口周辺警報が発表された場合の対応策をまとめたばかりだった。両県はそのマニュアルに基づき、蔵王山周辺のホテルやスキー場など計約50カ所の防災担当者らにもメールで情報を伝達した。
村井嘉浩知事は警報が検討段階だった13日午前の記者会見で「警報が出れば1.2キロの範囲は立ち入りできないが、観光で蔵王(の温泉地)に行くのは何の問題もない。安心して温泉地に行っていただきたい」と呼びかけた。
<主婦殺害>犯人の似顔絵と靴の種類公開 愛知県警
名古屋市西区稲生町のアパートで1999年、主婦の高羽奈美子さん(当時32歳)が殺害された事件で、愛知県警は13日、犯人とみられる女の似顔絵や、現場に残された足跡と一致する靴の種類を公開した。捜査1課が今月始めたツイッターなどに掲載し、情報提供を呼びかける。
【動画】夫の高羽悟さん、そして当時2歳で殺害現場に居合わせた長男の航平さんが事件について語る=2009年
県警西署によると、似顔絵は事件直後、アパートの北約300メートルの公園付近などで目撃した男女2人の証言から作製した。証言にあいまいな部分があり、顔全体にぼかしを入れた。犯人は両手を胸の前で組んだ状態で歩き、持っていた布に血がにじんでいたという。
また、足跡と同じ底の靴は4種類ある。女物で、サイズは24センチ。99年までに北関東から九州のスーパーや百貨店に約7000足が出荷された。
県警はこれまで、「犯人のイメージを特定しすぎる恐れがある」などとして公開していなかった。高羽さんの夫の悟さん(58)は毎日新聞の取材に「犯人は事件後、急に髪形を変えているかもしれない。当時を思い出すきっかけになってほしい」と話した。
犯人とみられる女は身長約160センチ。血液型はB型で、現在55~65歳前後。捜査1課のツイッターのアカウントは、AP_sou1。問い合わせは、西署(052・531・0110)。【三上剛輝】
自民候補になりすまし 陣営スタッフ、たすきと白衣で訴え…公選法抵触か
12日に投開票が行われた大阪府議選の大阪市大正・西成選挙区(定数2)で落選した自民新人、古松慶之氏(39)陣営のボランティアスタッフが選挙期間中、古松氏の名前が書かれたたすきを掛け、本人になりすまして支持を訴えていたことが13日、陣営への取材で分かった。陣営はスタッフが独断で行ったと釈明。選挙運動でたすきを使用できるのは候補者に限るとした公職選挙法に抵触する可能性が高い。
府議選は合区に伴い定数が109から88へ大幅に削減され、大正と西成が1つの選挙区になった。活動範囲が広がったことがなりすましの背景にありそうだ。
古松氏らによると、ボランティアスタッフの男性は6日午後、大阪市西成区の南海電鉄天下茶屋駅前に立ち、「古松をよろしくお願いします」などと通行人に呼びかけたという。医師の経歴を持つ古松氏は白衣姿で演説を行うこともあり、産経新聞が入手した写真では、男性が白衣を着てたすきと聴診器のようなものを肩に掛け、たすきには自民党とみられる政党のマークも入っていた。
外部から問題視する指摘が陣営に寄せられ、やめさせたという。古松氏は「(なりすましを)把握していなかった」と釈明し、男性が独断でしていたことを強調した。
公選法では選挙期間中のたすき使用は候補者本人以外には認めておらず、違反した場合には禁錮や罰金の罰則規定がある。この選挙区の投開票事務を担当する市選管は「違反としか言いようがなく、有権者に誤解を招きかねない行為だ」としている。