ルーニー、FW不足嘆く指揮官の前でプレミア新記録の11季連続2桁得点達成

　

　

　　マンチェスター・ユナイテッドのFWウェイン・ルーニーは、2月28日に行われたサンダーランド戦で2ゴールを決め、プレミリーグ新記録となる11シーズン連続の2桁得点を達成した。

　　英紙『デイリー・メール』でルーニーは「（ルイ・）ファン・ハール監督が私をトップで起用しくれた試合で2ゴールを決められたことは間違いなく喜ばしいことだ。私のキャリアは常にFWだった。このポジションでのプレー方法は心得ている。今季はほとんどMFとしてプレーしているが、この記録は私が得点を獲れる選手であることを示している。彼がそれを望むのであれば、私はFWとしてプレーする準備ができている」と語った。

　　一方、ファン・ハール監督は先日の会見で、ユナイテッドには20ゴールを挙げるストライカーが欠けていることが今季のチームの成績に響いていると主張している。

　　この意見に対して現地で解説を務める元イングランド代表のジェイミー・レドナップ氏は「ユナイテッドは昨夏に巨額の移籍金を使ってFWラダメル・ファルカオを獲得した。チームにはFWロビン・ファン・ペルシーやルーニーもいる。彼らが20得点を決められないわけがない。

　　ルーニーは土曜の試合で完璧な答えを示した。ファン・ハール監督がなぜ彼をMFで起用するのか理解できない。彼のキャリア全体のシーズン平均得点は18.8ゴールだ。ユナイテッドでは20.6も記録している。

　　プレミアで栄光の時代を築いたティエリ・アンリ氏でさえ、シーズン平均得点は14.4ゴールであり、最多得点記録保持者のアラン・シアラー氏でも18.6ゴールだ」とルーニーの得点力の高さを強調した。

　　仮にルーニーが残り11試合全てFWとして出場し、得点王争いに絡めるほどゴールを量産すれば、チームのトップ4入りを加速させるビッグサプライズになるかもしれない。ユナイテッドの次節は水曜に行われるニューカッスルとのアウェイ戦である。