ソニー、PlayStation向けヴァーチャルリアリティシステム「Morpeus」を2016年に発売

　

　Sony Computer Entertainment Inc.（SCEI）は4日、ヴァーチャルリアリティ・システム「Project Morpheus」のプロトタイプをサンフランシスコで開催されているGame Developers Conferenceで公開した。
　
　　Morpheusは、PlayStation 4（PS4）でヴァーチャルリアリティ（仮想現実）を体験できるシステム。2014年3月に発表してからSCEは改良を重ね、今回サンフランシスコで開催されているGame Developers Conferenceで新たなプロトタイプを公開した。
　
　　新しいMorpheusのVRヘッドセットは5.7インチ、1920×RGB×1080の解像度のOLED（有機EL）ディスプレイを搭載し、120fpsの出力をサポート。これによって視野が広がり、残光性を低減し、モーションブラーやちらつきを抑えることができる。また、ヘッドセットは装着・脱着しやすいように改良されたほか、3つのLEDが追加されて合計9個になり、360度のトラッキングが可能になった。
　
　　開発者はPS4向けのMorpheusコンテンツを作るために、このプロトタイプを使うことができる。SEIは2016年の前半に一般向けの製品として発売するとしている。