関西―香港線就航で記念式典 ジェットスター、関空で

　

　　格安航空会社（ＬＣＣ）のジェットスター・ジャパン（千葉県成田市）は２８日、同社初の国際線となる関西―香港線を就航し、関西空港で記念式典を開いた。同路線を運航するＬＣＣは、ピーチ・アビエーション、香港エクスプレスに続き３社目となり、競争が激化しそうだ。

　　式典で鈴木みゆき社長は「満を持して国際線に参入する。大きな一歩を踏み出せた」とあいさつした。週３往復でスタートし、今後増便も検討する。運賃は５９９０～３万３４９０円。

　　ジェットスター・ジャパンは成田空港を拠点に２０１２年７月に運航を開始。１４年６月から関西空港を第２の拠点として運用している。

　　ＮＴＴコミュニケーションズが、ドイツのデータセンター運営大手イーシェルター（フランクフルト市）を買収する方針を固めたことが２８日分かった。近く最終合意し、正式発表する見通し。買収額は１千億円規模とみられる。

　　米政府による個人情報収集問題の影響で、欧州では重要な情報を域内で管理する企業のニーズが強まっているとみて、市場開拓を進める。

　　イーシェルターは２０００年に発足した非上場企業で、ドイツのほか、オーストリアやスイスでデータセンターの運営を手掛けている。この分野で世界的大手であるＮＴＴコムは、イーシェルターを拠点として欧州での事業を拡大する狙いがある。