「面白い」は禁句!? 大阪人に言ったら嫌われるNG発言4つ

　

【相談者：30代女性】
仕事の都合でこの春、大阪へ引っ越すことが決定しました。将来の結婚のことも考えると、大阪で恋人を探すべきかと悩んでいます。個人的にちょっと怖いイメージがある大阪の人と、うまく交友関係を作って恋に発展させていく方法ってあるのでしょうか？

●A. 着飾った発言やクールな発言は基本的にNGです！

ご質問ありがとうございます。人間観察好きの物書き、ときわひでたかです。

大阪人の人柄って、独特なイメージを持たれることが多いですね。実際はと言うと、やっぱり独特な人がたくさんいます。もちろん人にもよりますが、他の都道府県の人と比べると少し排他的で、独特な価値観を持っている人が多いんじゃないでしょうか。

これから大阪で暮らさなければならない（と言うと、罰ゲームみたいに聞こえますが）人にとっては、そこで恋愛や結婚といったステージに進んでいくことになるかと思います。そのための第一歩として、まずは大阪人とうまくコミュニケーションが取れるようにならなければなりません。

そこで今回は、生粋の大阪人たちにコミュニケーションを取る上でNGとされることを聞いてきましたので、ぜひ参考にしてみてください。

●（1）生命保険会社営業／24歳男性の場合

『リアクションが気取っている人は、基本的にNG』

大阪人にとってリアクションとは“ありのまま”“本音で”というのが基本です。かわいいペットを見たときや知人の赤ちゃんの写メールを見たとき、何かに驚いた瞬間などに、作った声、作った表情、作った感情でリアクションしてしまうと、周りから冷たい視線が一気に飛んできて距離を置かれてしまいます。

自分がどう思われたいか、といった欲求はひとまず置いておいて、ありのままの感情をさらけ出すようにしてみてください。

●（2）自動車販売営業／29歳男性の場合

『笑ったときに、「おもしろ～い」って発言されるのは、NG』

大阪人のSOULとも言える笑い。大阪ではコミュニケーションにおいて、笑いがとても重要視されます。誰かがエピソードトークをしたときや会話のなかでボケたタイミングで、「それ、おもしろ～い」「ウケる～」なんて反応はNGです。「心の底では面白いと思ってないクセに！」と、仮面を被って付き合われているような印象を与えてしまい、距離を置かれてしまうのです。

素直に面白いときには、大声を出して笑う。面白くないときは割り切って、「つまんない」とダメ出しするくらいがちょうどいいかと思います。

●（3）事務員／34歳女性の場合

『カフェって呼ばず、喫茶店って呼ばなきゃNG』

これも大阪人の“着飾ったもの嫌い”の性質が現れた発言ですね。カフェっていう響きを嫌う大阪人は意外と多くて、「カフェ行こう！」ではなく、「喫茶店行こう！」「お茶しよう！」のほうが、好まれる傾向にありますね。

とは言え、どう見てもカフェのジャンルに属するお店に行く場合は、喫茶店などと表現するのは無理がありますので、どんなお店が喫茶店で、どんなお店がカフェと呼ぶに相応しいかは、大阪という土地柄が持つ空気感から察知する必要があります。

●（4）教師／31歳男性の場合

『妙な関西弁を使われるのはNG』

たまに関西圏以外の人が、大阪弁を真似て使っているシーンを目にしますが、やはり大阪独特のあのイントネーションを完全コピーするのは至難の業。

大阪人は完成度の低い大阪弁を使う関西圏以外の人を、「この人、関西弁をバカにしてるの？」といった印象を持ちます。そのため大阪の人に、「え？　大阪出身？」と言わせるほどのクオリティで真似られる日が来るまで、他人への披露は控えたほうがいいかも知れません。

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こんな意見ばかりを聞いてしまうと、大阪に来るのが怖くなってしまいますよね。でも、基本的に大阪の人は温かい人が多いです。溶け込めていないなって感じたときには素直に、「まだ大阪に馴染めてなくて」と正直に伝えれば、ちゃんとフォローしてくれますので、ご安心ください。

大阪の男性からすると、大阪に馴染めず困っていることを相談されたりすると、逆に守ってあげたくなったりもします。

素直な気持ちで正直にそのことを打ち明けることが、交友関係の構築や恋愛に発展するつながりへの近道と言えるでしょう。

●ライター／ときわひでたか（人間観察専門家）