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ホンダ・グレイスに試乗、これはシビック・フェリオの後継だ!
ホンダがグローバルモデルとして開発した「シティ」は、仕向地に合わせて様々なパワーユニットを搭載しているのも特徴で、インドやブラジルといった新興国市場では絶好調といえるセールスを続けているといいます。
その「シティ」の日本版として2014年12月に登場したのが「グレイス」です。グローバルモデルとしてはガソリンエンジン、LPGエンジン、ディーゼルエンジンなどを想定している「シティ」ですが、「グレイス」のパワーユニットとして選ばれたのは1.5リッターハイブリッド。
フィット同様のアトキンソンサイクルエンジンとワンモーター内蔵7速DCTを組み合わせたもので、FFグレードでは31.4~34.4km/Lというカタログ燃費となっています。
ブランニューモデルであり、日本市場ではシュリンクしている印象もある4ドアセダンの「グレイス」ですが、販売スタートとなった2014年12月は5138台を販売するなど好スタートを決めました。
とはいえ、2015年に入ってからは3667台(1月)、3010台(2月)と減速しています。
あらためてグレイス(最上級のEXグレード・FF)に乗ってみると、5ナンバーハイブリッドセダンとして、かなり高いレベルにあることが実感できますから、こうしたセールスの失速は不思議に思うのです。
5ナンバーというボディサイズから後席スペースは狭いのでは、と思うかもしれませんが、実際に乗り込めば前席とのスペースは十分以上といえるもので、膝周りの余裕はたっぷり。ミニバン系と比べると頭上の余裕が少ないのは当然ですが、セダンとしてはクラスを超えて標準的なスペースが確保されています。
また、1.5リッターハイブリッドはショックの抑えながら適度にダイレクト感のあるもので、5ナンバーセダンを求める、ある意味では保守的なドライバーにマッチしそうな味付け。
ハイブリッドでありながら、それを感じさせないことで、日常に馴染むベーシック感を出しているようです。
一点豪華主義のようなセールスポイントはないものの、目立った欠点もないグレイスは、まさに真面目でベーシックな5ナンバーセダン。キャラクターとしても、実際のドライビングでも、自己主張が少なく、日常の相棒とするのに最適な一台という印象を受けるのです。
まだハイブリッドというパワーユニットが珍しい時代に生まれた初代シビック・ハイブリッドが正常進化して、ハイブリッドであることをことさらにアピールせずによくなったモデル、それがグレイスであり、スタンダードセダンという点でいえば、1990年代のフェリオなど4ドアシビックの現代版といえそうです。…