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牛丼の「吉野家」と「すき家」が新戦略
牛丼チェーンの「吉野家」がスマホに専用のアプリをダウンロードすることで、お得なクーポンが配信されるという新たなサービスを打ち出しました。一方、ライバルの「すき家」は夏向けに新商品です。
「人工知能AIを使った新しい客とのコミュニケーション」(吉野家 河村泰貴 社長)
吉野家が26日に発表した新たなサービス。スマートフォン向けアプリには人工知能を搭載。行動パターンなどのデータを蓄積することで、客の好みに合わせた内容のクーポンが配信されるというのです。
一人一人の好みや店に来る頻度をデータとして蓄積することで、商品開発などに活かす狙いもあります。
「来店していただければ来店していただくほど、便利になっていく」(吉野家 河村泰貴 社長)
牛丼チェーンがIT技術を駆使して顧客データを集める背景には、客側の好みの多様化があります。おととし、吉野家が発売した「牛すき鍋膳」は630円という価格ながら大ヒット。多様化する客の変化を把握してライバルも新たな商品開発に乗り出しています。
「すき家」が4月から発売するのは「鍋焼ビビンバ」。冬に好調だった鍋を火にかけたまま提供する商品を夏にも売り出そうと、野菜がたっぷりで“おこげ”ができるビビンバを開発しました。
「リッチな夜の食事を演出できると思います」(すき家本部 商品導入課 須藤信二さん)
女性をはじめ、新たな客層を開拓したい牛丼チェーン。“牛丼だけでは勝負できない”時代に柔軟な発想力が求められています。(26日17:00)
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HN:
上原健二
性別:
非公開
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