【社会】父さんが見つけてやっからな…今も行方が分からぬ娘の手がかりを求め、自ら海に潜って捜索する父、宮城・石巻

東日本大震災から間もなく４年。津波に襲われ、今も行方が分からぬ娘の手がかりを求め、自ら海に潜って捜索する父親がいる。

　宮城県石巻市の成田正明さん（５８）。一人娘の絵美さん（当時２６）は七十七銀行女川支店の行員で、震災当時、銀行の屋上に
避難した。一緒に避難した１３人のうち、４人が亡くなり、８人が見つかっていない。

　成田さんが潜水して捜索するようになったきっかけは、１年前から海に潜って妻の祐子さん（当時４７）を捜す、高松康雄さん（５８）
の姿。祐子さんは絵美さんの同僚だった。

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絵美さんの肖像画は昨年９月、知人を介して画家に描いてもらった。「絵美を囲んで暮らしたいからね」と母の博美さん（左）と父の正明さん＝１日、宮城県石巻市、矢木隆晴撮影
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捜索後、船に戻る。ずっしりと装備の重さを感じる＝２月１７日、宮城県女川町石浜、矢木隆晴撮影
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チームのメンバーと潜水の準備をする成田正明さん（左）＝２月１７日、宮城県女川町、矢木隆晴撮影
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捜索を終えた成田正明さん（左）と高松康雄さん＝２月１７日、宮城県女川町、矢木隆晴撮影
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捜索で見つかった衣類＝２月１７日、宮城県女川町、矢木隆晴撮影
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「ごめんね。会いたいよ」。母の博美さんは今も娘の携帯電話にメールを送る
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震災後、職場から見つかったのは名刺だけだった
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