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ラピス、中国の地デジ放送規格に対応した復調LSIを発表
ラピスセミコンダクタは、中国方式の地上デジタル放送規格「GB20600-2006(DTMB)」による放送を受信するテレビ、セットトップボックス向け復調・誤り訂正LSI「ML7109S」を開発したことを発表した。
同製品は、DTMB規格の全330伝送モードをサポートし、中国国家標準受信機規格(GB/T 26685-2011およびGB/T 26686-2011)のデモジュレーションおよびチャネルデコードの要求事項をシングルキャリア方式/マルチキャリア方式いずれにおいても満たしているほか、規格に規定されていない伝送パラメータにおいても、安定した高い受信性能を発揮することが可能だ。
また、高いAWGN特性により、受信感度が向上し、安定受信、受信エリアの拡大が可能となる。同特性に関する規格では、スペックで規定された受信に必要なC/N値を下回ること が要求されるが、いずれの伝送モードにおいてもマージンは確保済みだという。
さらに、中国の複数地域でSFN(Single Frequency Network)と呼ばれる同一周波数で複数の送信塔から同時放送を行い、周波数利用効率を高める方式のサービス運用開始に向け、同サービスで生じる受信が難しいポイントを選び、フィールドテストならびに独自アルゴリズムの改良を行うことで、安定した高性能を達成したという。
なお、同製品は、すで64ピンWQFN(9mm×9mm)ならびに100ピンQFP(14mm×14mm)にてサンプル出荷を開始しており、2012年1月より徐々に量産を開始する予定としている。
「ML7109S」のC/N性能マージン
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HN:
上原健二
性別:
非公開
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