橋本愛、『あまちゃん』舞台の岩手ロケで主演作! 「黒い部分を一切封印」

　

　NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で注目を集めた女優･橋本愛が、同じロケ地の岩手県で撮影が行われた映画『リトル･フォレスト』(夏編･秋編:2014年8月30日公開　冬編･春編:2015年2月14日公開)で主演を務めることが17日、明らかになった。

　映画『リトル･フォレスト』で主演を務める橋本愛

　本作は、五十嵐大介の同名コミックを原作に、都会で自分の居場所を見つけることのできなかった主人公･いち子が、故郷の山村”小森”に帰り、大自然の中で自給自足の生活をしながら、生きる力を充電していく物語。いち子が旬の食材を生かして作る料理は、女性に人気の野村友里氏が率いるフードクリエイティブチーム「eatrip」が監修し、いち子を演じた橋本に直接指導が行われた。

　橋本は、『あまちゃん』と同じ岩手県でのオールロケということもあり、「実際に住まわれている方々の田畑をお借りしながら撮影させていただいている中で、人の優しさや無垢(むく)な笑顔などに触れる度、とても身にしみます。呼吸をすると肺が掃除されるような空気のきれいさも、大変自分を支えてくれています」とその魅力を再認識。演じるいち子を「澄んだ雰囲気を持った人だと思いました。それは長年自然と生きてきた人特有のもの」と捉え、「自分の黒い部分を一切封印するような意識で演じています」と明かした。

　「料理はもともと好きで、気が向いたときは家で作ります」という橋本。撮影では農作業にも挑み、「将来は自給自足する生活をしたいと思っていたのですが、大変さを痛感しました。ただ、朝早く起床して、私有の畑から食材を取って朝食を作るところから始まる生活サイクルは、実際とても気持ち良かったです」と感想を語っていた。

　橋本のほか、いち子の幼なじみ･ユウ太役で三浦貴大、キッコ役で松岡茉優、キャンプ場の管理人･シゲユキ役で温水洋一、いち子の母･福子役で桐島かれんが出演。夏･秋編の撮影はすでに終え、冬編は2014年2月頃、春編は４月頃に撮影が行われる予定となっている。