アーセナルOBのピレス氏、FA杯マンU戦のキーマンを挙げる「タックルはチームNo.1」

　

　

　　アーセナルのレジェンドであるロベール・ピレス氏が、現地9日に行われるFAカップ準々決勝のアーセナル対マンチェスター・ユナイテッド戦に向けて古巣クラブの若武者にエールを送った。

　　現在41歳の元フランス代表は、アーセナルで6年プレーし、プレミアリーグ優勝2回とFAカップ優勝3回に貢献。2003-04シーズンに無敗優勝を飾った伝説の「インビンシブルズ」の一員としてサポーターから愛された選手だ。

　　英紙『デイリー・スター』でピレス氏は「（フランシス・）コクランは良い選手だと思う。（アーセン・）ヴェンゲル監督のチームで彼の役割は本当に重要だ。コクランは戦士タイプの守備的なMFで、積極的にエリアをカバーする。彼はパトリック・ヴィエラやレイ・パーラーのようだね。チームで一番タックルが上手いし、ユナイテッド戦の鍵は彼だ」と語った。

　　アーセナルはオールド・トラフォードを苦手としており、最近10年間で見ても、2006年9月に一度勝っただけである。

　「あのスタジアムでプレーすることはとても難しい。しかし、歴史を変えてくれることを期待している。今回はその絶好の機会だ。今季のユナイテッドならそれが可能だと思う。勝利は彼らにとてつもない自信を与えてくれるだろう」

　　ピレス氏にとってユナイテッドの本拠地は苦い思い出ばかりではない。2002年にはシーズンダブルを決めた場所でもあるからだ。

　「タイトルは獲ったが、私は当時怪我をしていた。しかし、スタジアムの雰囲気を常に最高だ。人々はユナイテッドが苦戦していると言うが、クラブには優れた選手が揃っている。特に、オールド・トラフォードでは無類の強さを見せる。アーセナルはベストなプレーをする必要があるだろうね」

　　アーセナルがFAカップでユナイテッドから勝利を収めれば、2003年2月以来12年ぶりの出来事となる。