＜福岡女児殺害＞地検小倉支部 殺人罪などで男起訴

　

　福岡県豊前市で２月に小学５年生の女児（当時１０歳）が遺体で見つかった事件で、福岡地検小倉支部は６日、同市宇島、土建業、内間（うちま）利幸容疑者（４６）を殺人や死体遺棄などの罪で福岡地裁小倉支部に起訴した。
　
　　起訴状によると、内間被告は１月３１日、豊前市内の知人宅で女児の首を手で強く絞めて殺害し、遺体をバッグに入れて乗用車に乗せて自宅に運んで遺棄したとされる。地検小倉支部は認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると「騒がれたので首を絞めた」という趣旨の供述をしている。
　
　　地検小倉支部や県警などによると、女児は３１日午前、内間被告と同居する同級生と遊ぶため、母親の車で同級生の祖母宅に向かった。内間被告は祖母宅付近で車を降りた女児を誘い、豊前市下河内の知人宅まで車で行き、女児を殺害したという。
　
　　同日夕方になっても女児が帰宅しないため、女児の両親らが警察に相談。２月１日、内間被告宅２階の押し入れで女児の遺体を発見し、内間被告を死体遺棄容疑で逮捕。２月１２日に殺人容疑で再逮捕していた。【浅野翔太郎】