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<長崎中3自殺>「きえろー」「キモッ」連絡帳に悪口
◇遺族「いじめの証拠」
いじめを受けていた長崎県新上五島町立奈良尾中3年の松竹景虎(かげとら)君(当時15歳)が昨年1月に自殺した問題で、松竹君が担任教諭らに提出していた連絡帳の複数箇所に「きえろー」「キモッ」などの書き込みがあったことが遺族などへの取材で分かった。遺族は「景虎がいじめを受けていたことを裏付ける物証だ」と主張している。
父裕之さん(50)によると、連絡帳は松竹君が自殺現場付近まで持参していた通学かばんの中に入っていた。毎朝、学習記録や連絡事項などを記入して提出し、担任らがチェック、返却していた。
悪口は、連絡帳にのり付けされていた、注意事項を記した紙の裏面などに書いてあった。遺族が昨年12月に改めて確認した際、紙がはがれて気付いた。松竹君以外の筆跡で「きえろー」などの他、「死ね」という意味に読める書き込みがあったり、特定の女子生徒の名前を挙げて「できてるよね」と書かれたりしている。一部は黒く塗りつぶされていた。
裕之さんによると、複数の同級生が「松竹君は『死ねばいいのに』などと言われていた」と遺族に証言した。裕之さんは書き込みについて「同級生が書いたとしか思えない。証言を裏付ける重要な証拠だ」と話した。遺族は2月中旬、町教委に連絡帳を提出。町は真相究明のため設置した第三者委の委員にコピーを配布した。
町教委などによると、松竹君は無料通信アプリ「LINE(ライン)」で自殺を示唆するメッセージを何度も同級生らに送っていたが、誰も学校や松竹君の両親に伝えなかった。町教委は「いじめが自殺の原因とは断定できない」とし、町が第三者委を設置した。【樋口岳大】