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パートナーと固い絆を保つコツ:相手の「幸福度」を過剰評価しないこと
安定した夫婦関係は双方のギブ・アンド・テイクで成り立っていることをご存知でしょう。しかしながら、最近の研究により、「テイク」が過剰になりがちであり、パートナーが実際よりも幸せそうに見えるときには、とりわけその傾向が強いことが示されています。
この研究は、機関誌『International Economic Review』で発表されたもので、バージニア大学のLeora Friedberg教授とSteven Stern教授の主導で、4000組を超す夫婦を約6年にわたって追跡調査し、結婚に関する幸福度に関するいくつかの基本的な質問を基にしています。一連の研究によって、残念なことに60%近いカップルが、自分のパートナーの幸福度を見誤っていることが判明しました。ここで「交渉理論」が登場します。交渉理論は通常経済学で使用されますが、この研究では、いかにカップルが自分のパートナーの幸福度を過剰評価しているか、そして相手から過剰に何かを得ようとしているかを説明するために使用されています。Stern氏は次のような例を取り上げています。
自分の妻が結婚生活で本当に幸福だと考えた場合、妻にもっとたくさんの家事を押しつけたり、もっと家計収入に貢献させたりするかもしれません。もし自分が気づかないだけで、妻は実は結婚生活に冷めきっている、もしくは、本当にかっこいい男性がいて妻に好意を持っているような場合、妻はそういった夫からの要求で堪忍袋の緒が切れて、離婚した方が良いと決断してしまうことも考えられます。
もちろん、離婚が最も極端な結末であるのは明らかですが、要はそういうことです。ある意味、愛は通貨のようなもので、中には愛があることにより、自分の持つ交渉力を実際よりもずっと強く見積もってしまう人もいるのです。さらに掘り下げると、「相手はこれほどまで私を愛しているのだから、これぐらいの無理は通せるだろう」と思い込んでしまう危険性があります。では、こういった考え方を回避するにはどうすればいいのでしょうか?
パートナーと密なコミュニケーションを取りましょう。そうすれば、相手が本当はどのように感じているのかがわかります。もし相手があなたの思うほどには幸せでない場合は、事態を改善する方法を探しましょう。大事な伴侶を今より不幸にすることで、いっそう遠ざけてしまうことなど、あなたは絶対望んではいないでしょうから。
Marriage, Divorce, and Asymmetric Information|The Journal International Economic Review via Futurity
Patrick Allan(原文/訳:コニャック)Photo by Kate Ter Haar.
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