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[注目トピックス 日本株]ソルクシーズ Research Memo(6):15/12期は本業ベース増収で2ケタ増益と好調を継続
*16:50JST ソルクシーズ Research Memo(6):15/12期は本業ベース増収で2ケタ増益と好調を継続
■今後の見通し
(1)2015年12月期業績見通し
ソルクシーズ<4284>の2015年12月期の連結業績見通しは、売上高が前期比9.5%増の11,500百万円、営業利益が同12.8%増の610百万円と本業ベースでは増収増益が続くものの、経常利益は同10.0%減の600百万円、当期純利益は同20.3%減の330百万円といずれも減益見通しとなっている。これは前期に営業外で計上したデリバティブ評価益155百万円がなくなることが主因となっている。デリバティブ評価差損益は為替の期末レート差によって発生する格好となっており、前期末は約120円/ドルの水準であったことから、同水準より為替が円安になれば評価益に、円高になれば評価損が発生することになる。
また、原価率は増収効果などにより引き続き改善を見込む一方で、販管費率は前期比0.3ポイントほどの上昇を見込んでいる。これは主に人件費や法人向けクラウドサービス事業となる「CSO(Cloud Shared Office)」の海外展開に伴うマーケティング費用の増加が主因となっている。
事業セグメント別の売上高では、ソフトウェア開発事業が前期比8.8%増の10,868百万円、デジタルサイネージ事業が同20.9%増の632百万円となる見通し。ソフトウェア開発事業のうち、SI/受託開発事業は前期比7.9%増収を見込む。金融向けの大型開発案件が続くほか、官公庁向けではマイナンバー制度導入に向けた開発案件の増加が予想され、引き続き受注環境は良好な状況が続くとみられる。
また、子会社のエクスモーションやイー・アイ・ソルなどもそれぞれの事業領域で強みを活かして、収益を拡大していく計画だ。イー・アイ・ソルにおいては建設業界向けの営業を強化していく方針。前期より建設業界向けの可視化ソリューションが本格的に立ち上がったが、今期は空調・照明設備などの消費電力の監視・計測を行い、可視化しながら効率的運用を目指すBEMS※を建設会社と共同で取り組んでいく方針で、今後の動向が注目される。
※BEMS・・・Building Energy Management Systemの略で、ビルの機器・設備等の運転管理を効率的に制御することによって、エネルギー消費量の削減を実現するシステムのこと。…