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入団拒否、栄養費、改名…ロッテ木村「長かった」7年目の初勝利

入団拒否、栄養費、改名…ロッテ木村「長かった」7年目の初勝利

◇パ・リーグ ロッテ2-1オリックス(2015年4月8日 京セラD)

 気付けば30歳目前、プロ7年目での初勝利だった。ウイニングボールを強く握りしめたまま、ロッテ・木村は感慨深げに切り出した。

【写真】5回1失点でプロ初勝利の木村

 「長かった。“やっと勝てたな”という気持ち。いいこともあれば、悪いこともある。勝ってしまえば、今までのことはもう忘れてもいいかな」

 開幕は中継ぎだったが、唐川、藤岡が相次ぎ2軍降格となったことで巡ってきた今季初先発。3回に1点を失い、なおも1死満塁で中島、竹原を連続三振に仕留めた。粘りの投球で5回1失点。東京ガス時代にコーチだった元ロッテ監督の八木沢荘六氏から伝授されたカーブも有効だった。

 1メートル90の長身左腕。遠回りの野球人生だった。高校時代から“和製ランディ・ジョンソン”の異名を取り、プロから注目された。東京ガスに入り、06年ドラフトで横浜(現DeNA)に3巡目指名されたが、入団拒否。翌07年には高校時代から「栄養費」の名目で西武から裏金を受け取っていたことが発覚し、1年間の謹慎と対外試合禁止処分を受け、グラウンド整備や荷物運びだけが野球との関わりだった。

 ロッテに入団後も伸び悩んだ。12年オフには占い師の助言で、「雄太」から「優太」に改名。落合投手コーチに「野球人生を懸けろ!」と送り出されたこの日のマウンドで待望の1勝を挙げた。「アマチュア時代から携わってくれた方に感謝したい」。ロッテOBで400勝投手の金田正一氏の背番号34を継いだ木村。本当の恩返しはこれからだ。

 ≪初勝利まで最長は13年目≫7年目の木村(ロ)が初勝利。入団7年目以上でプロ初勝利を挙げるのは昨年6月13日広島戦の藤原(西=7年目)以来。ロッテでは00年8月29日ダイエー戦で和田が8年目で初勝利を挙げて以来15年ぶりだ。なお、ドラフト制以降、初勝利まで最も年数がかかったのは97年西(横)の13年目。

 ◆木村 優太(きむら・ゆうた)1985年(昭60)5月21日、秋田県鹿角市生まれの29歳。秋田経法大付(現明桜)では地方大会ベスト8が最高で甲子園出場なし。同高卒業後に東京ガスへ。栄養費供与問題の謹慎処分から2008年に復帰して、都市対抗出場。同年ドラフト1位でロッテ入団。昨年9月7日の楽天戦(QVCマリン)でプロ初先発。1メートル90、93キロ。左投げ左打ち。年俸1030万円。

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あの中田が小食化!14キロ減量でキレキレ

あの中田が小食化!14キロ減量でキレキレ

日本ハム・中田翔内野手(25)が7日の西武戦(東京ドーム)で2試合連発となる4号決勝2ランを放ち首位攻防初戦に4―0で先勝。栗山政権では最長となる6連勝に貢献し、貯金6でガッチリ首位をキープした。

【写真】日本ハム・中田翔 バット叩きつけて悔しがった打球が満塁弾

 西武先発・十亀の149キロストレートを弾丸ライナーで左中間スタンドへ放り込んだ中田は悠然と言った。「メンディ(メンドーサ)がすごく丁寧に投げていたので、この辺でホームランを打とうかなと思いました。ファイターズの4番は僕なんで」

 チームの支柱・稲葉、金子が引退した今季、25歳の若さで名実ともにチームの、いや球界の4番打者になろうとしている。成長し続ける主砲だが、肉体もまた進化している。入団当時「動けるデブは最強!」と高卒ながら103キロの不摂生な体を正当化していたが、8年たった今はオフの猛トレーニングと炭水化物を必要最小限に抑える食事制限で、昨年の107キロから14キロもの減量に成功。パワーを維持したままキレを手に入れ、本塁打、打点(10)争いで2冠に立っている。

 ただ、減量ならではの悩みもある。「胃が小さくなったからメシが食われへん。(ナイター後は)ほぼ食べない。球場でおにぎりを1、2個食べて終わり。それ以上食べられない」と、小食になったことを明かす中田は「今は93、94キロを行ったり来たりで体重を上げるのがこんなに難しかったかなという感じ」と苦笑いした。

 この日は守備でも好捕を見せるなどキレキレの中田は「エネルギーを取ってないから疲れやすくなった」と言いながらも「開幕前に100キロに戻そうと思ってたけど、それで動けてるから」と納得の表情。ひとまず肉体改造の成果は吉と出ている。

Googleが「ネタバレ警告システム」の特許を取得

Googleが「ネタバレ警告システム」の特許を取得

「犯人は○○」「△△が勝つ」――ネットサーフィン中に思わぬネタバレに遭遇してしまった経験がある人は少なくないはず。けれども、将来的にはこうしたアクシデントは減少するかもしれません。Googleが米国時間の4月7日、“ネタバレ警告システム”の特許を取得しました。

【仕組み】

 システム名は「Processing content spoilers」。こちらは、“ユーザーの状況”に応じてネタバレ警告を打ち出すというもので、SNSの投稿やサードパーティ・端末のログ(動画サイトで○話まで視聴した/電子書籍で○巻まで読んだ)などから各ユーザーにとって「ネタバレと思われる内容」を自動的に判断。そして該当する情報を非表示にしたり、「ネタバレを含む可能性があります 見る? 見ない?」などと選択肢を出すことが可能になるそうです。

 現時点ではGoogleがこれをどのように活用するかは不明ですが、仮にFacebookやTwitterに導入された場合、ネットがより“快適”になりそうです。

オキシドールで乳がん治療 兵庫の病院長が新手法

オキシドールで乳がん治療 兵庫の病院長が新手法

兵庫県立加古川医療センター(加古川市)の小川恭弘(やすひろ)院長(62)が、過酸化水素(オキシドール)を使って効果を高める放射線治療法を開発し、国内外での普及を目指している。効果を妨げる酵素を抑える仕組みで、切除手術が不要なことから、主に乳房が温存できる乳がん治療として広がりつつある。県内でも神戸低侵襲がん医療センター(神戸市中央区)で昨年から開始。今後は臨床試験(治験)を実施し、公的医療保険の適用を目指す。

 小川院長によると、がんは大きくなるほど細胞内に抗酸化酵素が増え、酸素が欠乏する。一方、放射線治療は酸素を利用してがんを殺すため、がんが進行するほど効果が低下することが課題だった。

 小川院長は前任の高知大教授時代、抗酸化酵素を分解するオキシドールと、オキシドールを患部にとどまらせるヒアルロン酸を注射する「酵素標的・増感放射線療法KORTUC(コータック)」を発案し、2006年から高知大で臨床利用を開始。高知大だけで200例超、全国では計10カ所以上で500例以上実施された。大半は乳がんだが、皮膚や肝臓、膵臓(すいぞう)、腎臓のがんにも利用されている。

 小川院長は昨年4月、加古川医療センターに着任。最新の放射線治療機器がある神戸低侵襲がん医療センター(藤井正彦院長)で同11月から乳がん治療を始めた。抗がん剤も併用しながら今年3月までに4人に実施し、「がんが消え体力の消耗も少ない」(40代女性)などと評価されているという。従来の放射線や抗がん剤による治療費に加え、1回数百円の注射計5回分で済む。来年中に加古川医療センターでも始める意向。

 神戸大医学部出身の小川院長は「この治療法を世界に発信するため兵庫県に戻ってきた。安価で容易なのでぜひ普及させ、多くの患者を救いたい」と話す。神戸低侵襲がん医療センターTEL078・304・4100

(金井恒幸)

 【KORTUC(コータック)】 小川恭弘・県立加古川医療センター院長によると、大阪医科大(大阪府高槻市)、長崎県島原病院(長崎県)、東京放射線クリニック(東京都)などで多数の実施例がある。小川院長は日本増感放射線療法KORTUC研究会の会長も務める。

<寺社油被害>証拠採取や修復、難航 16件に拡散

<寺社油被害>証拠採取や修復、難航 16件に拡散

奈良や京都の寺社などで油のような液体がまかれる被害が相次いでいる。9日になり、東寺(京都市南区)▽橿原神宮(奈良県橿原市)▽安倍文殊院(同県桜井市)--で新たに発覚したほか、遠方の金刀比羅宮(ことひらぐう)(香川県琴平町)▽香取神宮(千葉県香取市)▽鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)--でも模倣犯を思わせる被害が確認され、被害は16件に達する。警察当局は文化財保護法違反などの容疑で捜査を進めているが、対象が文化財だけに証拠物の採取は難航。寺社も警戒を強めるが「信心を持って訪れる人を疑いたくない」との声もあり、対策は容易ではない。【小坂剛志、芝村侑美、松本博子、花澤茂人】

【写真特集】奈良・長谷寺の被害 本尊の十一面観音菩薩立像にも

 もっとも被害の多い奈良県内では11カ所の被害が確認された。いずれも油のような染みが床や壁、仏像などに残っていた。「ヘアトニックのようなにおいだった」と証言する寺関係者もいる。

 この問題が報道され始めたのは今月4日。奈良県警などの調べでは、犯行の多くは3月28日ごろから今月9日までの長期にわたっており、模倣犯の可能性も含めて捜査している。ただ、防犯カメラがなかったり、故障したりしていた寺社も。成分検出に必要な量のサンプルが採れないなど、文化財ゆえの壁にも直面している。

 今後、被害を受けた文化財の修復は、警察による成分分析などを待って行うことになる。元興寺文化財研究所保存科学センター(奈良県生駒市)の植田直見・研究部副部長によると、油分に合う溶剤を湿布して染み出させるといった処置が考えられる。

 ただ、植田副部長は「修復で文化財を傷めないよう予備的な実験も必要。木材の内部へ染み込んだものまでは除去できない。表面に顔料がある場合は更に条件が厳しく、慎重な検討が求められる」と指摘している。

 被害拡大を受け、文化庁は8日、防犯の強化や被害があった際の連絡体制の確認を求める文書を各都道府県教委に出した。国宝の御影(みえい)堂など5カ所で油のような液体がまかれた世界遺産の東寺では、普段から警備員が6人体制で境内を見回るが、今回の事件を受けて巡回の回数を増やした。境内に約60カ所ある防犯カメラの映像も警察に提供したという。約20カ所に油のようなものがまかれた世界遺産・二条城(京都市中京区)でも、これまでは城の案内係の職員が見回りを兼務していたが、4月からは制服を着た警備員を巡回させている。

 ただ、寺社は人々に開かれた信仰の場で、寺側にジレンマもあるようだ。被害に遭った飛鳥寺(奈良県明日香村)の植島宝照住職は「信仰などで多くの人が訪れる以上、来ていただいた方々を疑いの目で見たくない」と漏らす。

HN:
上原健二
性別:
非公開
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