ネットショッピング 最も使うのは旅行費用 総務省が初の調査

　

　

　　近年増加するインターネットショッピングの実態を把握しようと、総務省は6日、1世帯あたりがネットショッピングにかける消費状況に関する初の調査結果を公表した。

　

　
　　現在の家計消費状況調査では、ネットショッピングによる消費は支出総額のみを把握していたが、今年1月から新たに、商品・サービス別に22項目に分けて調査することにした。

　

　　1万7029世帯を対象にした調査結果（速報）では、今年1月の時点でネットショッピングを利用した世帯の数は、全体の27.4％の4076件。

　

　
　　1世帯平均3人の家族が1カ月にネットショッピングを利用した支出額は8816円で、世帯全体の家計支出総額に占める割合は2.8%となった。

　

　
　　支出額のジャンル別の割合を見ると、自宅用商材が95.6%、贈答品は4.4%だった。

　

　　自宅用商材のうち、最も多いものは旅行関係費（宿泊料、運賃、パック旅行費）で1719円（19.5%）、次いで食料（出前も含む）が1401円（15.9%）、衣類・履物が1101円（12.5％）となっている。