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容疑者はチェチェン兵=ロシア南部で拘束―ネムツォフ氏暗殺
【モスクワ時事】ロシア南部・北カフカス地方のメディアなどは7日、プーチン大統領を批判してきた野党指導者、ボリス・ネムツォフ元第1副首相(55)暗殺事件で拘束された2人のうち、ザウル・ダダエフ容疑者について、チェチェン共和国内務省所属の現役軍人だと伝えた。隣のイングーシ共和国で拘束されたという。
実行犯の1人は、モスクワのクレムリン(大統領府)脇を知人女性と歩くネムツォフ氏に、背後から銃弾4発を命中させた。銃の扱いに慣れた人物と疑われるが、発砲したのがダダエフ容疑者だったかどうかは不明。
ダダエフ容疑者は内務省部隊「セーベル(北)大隊」所属。この部隊は、チェチェンのカディロフ首長の私兵組織として2006年に創設された。カディロフ首長はプーチン大統領に絶対的忠誠を誓っており、事件の背景をめぐり臆測を呼びそうだ。
地元メディア編集長は「容疑者の背後に、チェチェンにつながる指示役がいることを示す」と指摘。ロシア政府系メディアがウクライナ情報機関の関与説などを唱えたことについて、「外国陰謀説は信ぴょう性がない」との見方を示した。
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HN:
上原健二
性別:
非公開
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