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トイレでさく乳!? 出産後に仕事復帰した女性の知られざる悩み
社会で活躍する女性が増えてきている現代。女性が働きやすい環境づくりというのは、これからの社会においては男性にとっても重要なことです。
特に、出産後の仕事復帰に関しては、まだまだ様々な問題が山積みになっているのではないでしょうか。
メデラ株式会社が出産後1年6ヶ月未満で仕事復帰をした女性515名にアンケートを行ったところ、実は“母乳”に関して大きな問題が生じていることがわかったのです。
■6割の女性が“トイレでさく乳”をしていたと回答
調査によると、出産後1年6ヶ月未満で仕事復帰をした女性の50%が、復帰後も「母乳育児」を継続していることがわかりました。
ところが、復帰後に職場でさく乳を経験した女性の約6割が、なんと「トイレでさく乳をしていた」と回答したのです。
これは男性社員は知らなかった事実ではないでしょうか。これでは、出産後に仕事復帰をするための職場環境の整備が不十分であると言わざるを得ないかもしれませんね。
■「さく乳をする時間」を認めてあげることも重要
また、「仕事復帰後も母乳育児を続けるために必要なもの」を聞いたところ、「仕事をしながら母乳育児を続けるための具体的な方法に関する情報(70%)」、「さく乳室・スペース(61%)」、「職場でさく乳をする時間を認める勤務規則(56%)」が上位3つの答えとなりました。
単にさく乳室を用意すればいいというだけではなく、「さく乳をする時間」を認めてあげることも大切であるようです。実際に、「さく乳室でさく乳をしていた」と回答した女性は5%に留まっていたという結果も出ています。
さく乳室があったとしても、業務中にさく乳に行っていいものなのかわからない。だからこそ、トイレでさく乳をするという女性が増えてしまうのでしょう。
■産休前に「さく乳環境」を確認しておくことが大事
育休後コンサルタントの山口理栄氏は、出産後に仕事復帰を考えている女性と雇用主である企業サイドのそれぞれに、次のようなアドバイスを送っています。
「職場復帰時点で断乳するかどうかを悩んだ女性は、2割程度います。こうした場合、職場のさく乳環境は母乳継続の有無の大きな判断材料になります。産休に入る女性は、職場のさく乳環境を必ず確認することが大事です。
一方、雇用主は、女性社員が「トイレでさく乳をしている」という事実を重く受け止めるべきです。自社の産休・育休者の数、復帰時期の傾向からさく乳が必要な人数を割り出し、その結果を基にさく乳スペースの規模や仕様を検討しておくべきでしょう。」
近年、日本国内の母乳育児率は上昇していると言われていますが、さく乳に関する環境整備などはまだあまり進んでいないようです。
女性が活躍できる職場にするためにも、産後復帰しやすい職場にするためにも、早急に考えなければいけない問題かもしれませんね。