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富士通、製造現場管理システム「GLOVIA ENTERPRISE MES」の販売を開始
富士通は3月4日、組み立て加工製造業向けに製造現場管理システム「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA ENTERPRISE MES(GLOVIA ENTERPRISE MES)」の販売を同日より開始すると発表した。
同製品は各工場ごとの製造実績情報の収集・管理方法を標準化し共有することで、工場間の実績比較が行え、ノウハウの共有や改善活動による生産性向上を可能とする。また、拠点別生産性やライン別の製造進捗などの現場情報と本社システムを連携させることで、経営層、管理者層、現場層などそれぞれの階層に応じた情報を見える化する。
さらに、部品を最適な時に必要分をラインへ補充する自動補充指示のシステム化、不具合から原因部品・部材を特定するだけでなく、部品・部材の不備の影響を受ける製品を特定する2方向からのトレーサビリティを実現する。
価格は基本管理(1サーバライセンス、10ユーザーライセンス)が200万円で、工程管理(1サーバライセンス、10ユーザーライセンス)と在庫管理(1サーバライセンス、10ユーザーライセンス)が300万円。価格はいずれも税別。工程管理および在庫管理の導入には基本管理が必須となる。
同社は、3年間でサーバライセンス150本の販売を目標としている。
グローバルな生産活動での導入イメージ
Infineon、32ビットマイコン向け開発プラットフォームの最新版を発表
Infineon Technologiesは、32ビットマイクロコントローラファミリ「XMC1000/4000」向け開発プラットフォーム「DAVE(Digital Application Virtual Engineer)」の最新版を発表した。
同最新版は、デバイスドライバレベル「XMC Lib」の導入などにより、「DAVE APPs」と呼ばれる、再利用可能なソフトウェアコンポーネントのさらなる強化が実現されたという。また、EclipseベースのIDE(統合開発環境)と、GNUコンパイラ/デバッガを内蔵したフラッシュローダによる、包括的な開発プラットフォームも提供され、サードパーティツールによる開発環境の拡張も容易に行うことが可能だという。
さらに、生成されるコードは、Altium、ARM/Keil、Atollic、IAR Systems、Rowleyなどが提供する一般的なコンパイラIDEへ簡単にインポートすることも可能だという。
なお、「XMC Lib」の最新版はすでに同社Webサイトから無償で入手可能なほか、「DAVE」のベータ版、「DAVE APPs」と「DAVE APPs」のソフトウェア開発キット「DAVE SDK」も無償でダウンロードすることが可能。「DAVE」の製品版については、2015年7月に提供が開始される予定だという。
DAVE XMCのイメージ
独オペル、車とネットつなぐ無線通信サービス開始へ
[フランクフルト 3日 ロイター] – 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下の独オペルは今年、新車購入から1年間無料の無線通信サービス「オンスター」を欧州で始める。
車に携帯電話のSIMカードを搭載し、エアバッグが開いたり緊急警報装置が作動したりすればドライバーに通知するほか、車内にキーを閉じ込めてしまった場合には離れた場所から解錠することができる。
ノイマン最高経営責任者(CEO)が3日、ジュネーブ国際自動車ショーで明らかにした。
ノイマン氏は「おそらくわれわれにとって、ジュネーブで発表できる最も重要な新規サービスがオンスターだ。緊急支援や接続サービスを提供し、車とインターネットをつなぐ」と説明。英国、オランダ、ドイツで、新車購入から1年間無料の第4世代(4G)の無線通信サービスを提供するという。
同氏は「米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)が自動車事業に参入するとのうわさは、自動車産業が激変する兆しだ。車は『インターネット・オブ・シングス(IoT)』の一部となり、われわれもその一端になりたい」と語った。
Thomson Reuters 2015 All rights reserved.
一夜漬けよりコツコツ学習の方が記憶が定着する仕組みを解明
電気通信大学は3月3日、小脳の運動学習の理論を構築し、運動の記憶がトレーニング後に小脳内でどのように定着するのかを理論的に明らかにしたと発表した。
同成果は電気通信大学大学院情報理工学研究科情報・通信工学専攻の山﨑匡 助教、理化学研究所脳科学総合研究センターの永雄総一 博士、University of California, San DiegoのWilliam Lennon氏、電気通信大学脳科学ライフサポート研究センターの田中 繁特任教授らによるもの。3月3日付け(現地時間)の「米国科学アカデミー紀要」に掲載された。
毎日コツコツ勉強して覚えた内容は、一夜漬けで覚えた内容に比べて頭に残りやすくなる。この現象は「分散効果」といい、運動学習においても起こることが発見されている。またトレーニングを終えて休んでいる間も、脳は記憶を定着させるために働き続けていることもわかっている。しかし、記憶の定着過程において脳内で何が起きているかはよくわかっていなかった。
今回の研究では、運動の中で最も簡単な神経回路で生じる目の反射運動に着目し、視機性眼球運動(OKR)の適応と呼ばれる運動学習について、小脳の神経回路の数理モデルを構築し、シミュレーションを行った。
その結果、トレーニングを行うと、短期記憶に関与する小脳皮質で神経細胞のつなぎ目(シナプス)での信号の伝わり方が変形して形成されたが、トレーニング後はその記憶は自然に消滅した。一方、小脳皮質の出力先であり、長期記憶に関与する小脳核で全く別のシナプスに同様の変化が起き、小脳皮質に形成された記憶が小脳核へ転送されるようにして定着することがわかった。
記憶の定着がトレーニング後に起こるということは、全体で1時間トレーニングを行うより、15分のトレーニングを4回行った方が内容が定着することを示唆した。この理論は動物実験と非常に良く一致することも確認されたという。
同研究グループはこの成果について「より効果的な学習・記憶法の確立や、生物の運動学習のメカニズムに基づいて動作を自ら獲得する知能ロボットの開発への応用が期待される」としている。
シミュレーションの結果。(A)マウス実験と数理モデルでのOKR適応の比較。(B)数理モデルの小脳皮質のシナプス(青)と小脳核のシナプス(青)の伝達効率の変化。
縮む琵琶湖、11年間で3センチ 地殻に変化
潜水ロボットを使いびわ湖を探査してきた立命館大教授の熊谷道夫さん(63)は、近年、滋賀県高島市沖の湖底から泥がいくつも吹き出しているのを発見した。「湖の下で何かが起きている」-。
地殻の変動と関係があるかもしれないと思い、滋賀県内の土地の動きをGPS(衛星利用測位システム)の位置情報でたどった。すると、高島市朽木と彦根市との距離が2012年までの11年間で3センチ縮んでいた。両市に挟まれたびわ湖も、同様に縮んでいると推察できる。
びわ湖が縮む動きは実は、過去100年は続いている、と唱える学者もいる。そして、この動きはびわ湖特有でなく日本列島全体の動きの一環とみられている。
日本列島は、海溝に沈み込む複数の大陸プレートの上にあり、プレート同士が押し合う力で伸び縮みする。その影響をびわ湖も受けていると考えられる。「びわ湖から日本、ひいては地球が見えてくる」と熊谷さんは語る。
びわ湖は約400万年前に誕生後、地殻変動などで一時消えたり、移動を繰り返しながら約40万年前にほぼ今の位置と大きさになったとされる。それは、地層や化石から分かる。
北湖から約50キロ南の三重県伊賀市を流れる服部川には、びわ湖の先祖といわれる大山田湖にたい積した350~400万年前の泥が広がる。ここで、化石からびわ湖の生い立ちを調べている滋賀県の愛好家団体がある。「古琵琶湖発掘調査隊」だ。
絶命したコイの歯。イガタニシ。ミエゾウの足跡でできたくぼみ…。これまで見つけた化石は、びわ湖の歴史を解き明かす貴重な手掛かりとなってきた。隊長の杉山國雄さん(67)=彦根市稲部町=は「古代ゾウが歩く湖のほとりに自分もいる姿を想像するだけで心が躍る」と笑う。未来のびわ湖は、どこで、どんな姿でいるだろうか。