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コンテンポラリーダンスって何?
「おしトピ by 教えて!goo」で、「あなたが興味のあるダンスは何?教えて!」という質問をユーザーに対して行ったところ、様々な回答が寄せられた。
「ベリーダンス」(tonntonnさん)「マサイ族のダンスです」(しぐねみくさん)という声や、「ロボットダンス」(signさん)「フォークダンス。懐かしい…」(mr_poohさん)という声がある中、「ダンス嫌いです」(よっちよっちさん)という声もあった。
今回ユーザーの回答にはなかったが、「コンテンポラリーダンス」というものが存在するのだが、皆さんはご存知だろうか? コンテンポラリーダンスとは、直訳すると「現代舞踏」と呼ばれ、世界的に注目を集める新しいダンス表現のことである。そう言われても一体なんのことやらであろう。そこでコンテンポラリーダンスが何であるかを知るために、学業の傍らダンサーとして活動を続ける齊藤コンさんを直撃してみた。
■身体を動かし、考える
齊藤さんはまず、普段から行っているという身体を使った訓練(本人の言葉で言う“ワーク”)を見せてくれた。二人一組になり、相手が差し出した指を目で追いながら、身体ごとすり寄せていくというものだ。
「目を起点とし、身体を動かすことがこのワークの意図です」と説明する齊藤さんには、「はじめに身体ありき」という思想がある。そしてその思いを作品として完成したのが、「バタキ」という作品である。しかし「バタキ」って何……?
「私がこの作品でやりたかったことは、3つの“バタキ”です。まず、その場所を滝のように見せることで『場滝』。そして場を炊く(沸かす)ことで『場炊』。最後に、デジタルという機械がギリギリの端にあるという状況を表現する『端機』。この三つが『バタキ』の由来です」(齊藤コン)
自分自身の身体と向き合い、言葉のもつ意味や概念をリニューアルしながら、齊藤さんは作品を生み出しているようである。
「カッコいいものやカワイイものも勿論ダンスだと思いますが、ネコがコロコロしていたり、落ち葉がはらはらと舞っていたりする日常の事象のなかにもダンスは確かに存在しています。そう捉えていけるかどうかの修行をしている最中ですね」(齊藤コン)
……実に奥深く、また謎に満ちたコンテンポラリーダンス。ただ言えることは考えるのではなく、感じるものだということ。気になるあなたはぜひ齊藤さんのダンスを動画で確認して欲しい。
齊藤コン
1992生まれ。剣道二段。18歳からダンスを習う。深夜練EXなど木皮成の作品への出演を経て、ソロ作「シンシン」「バタキ」を発表。2015年2月にはソロ新作「ミャクーズ」を発表予定。学業の傍らダンサーとしての活動の場を広げている。