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致命的なミスや事故は、慣れによって引き起こされる
仕事や活動、あるいはタスクには、なんらかのリスクが伴うものです。仕事を始めたばかりの頃は、このリスクを意識しているためしっかりと注意を払いますが、だんだんと仕事に慣れてくると、そのタスクに伴う危険を忘れてしまいがちです。そういった時にこそ、間違いや事故は起こるものです。
このような「常態化」と呼ばれる現象によって、職場での事故やプロジェクトの細部でのしくじり、凡ミスが起きます。『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌ではこれを次のように説明しています。
たとえば建設業では、家の小さなリフォームから公共インフラなどの大規模なプロジェクトまでのすべてにおいて、仕事の終盤に負傷や死亡事故が起きる傾向があります。これは業務に従事している人々の自信が高まることと、タイムリミットが近づくことにより遅れに対する許容度が特に低くなることが原因です。
言い換えるならば、このような事故は作業の速度が優先されることでリスク管理が甘くなる状況への慣れによって生じます。人々が問題を起こすことなく何かをすればするほど、その行為に伴うリスクに注意を払い続けることが難しくなります。日常的な生活における最もわかりやすい例が、運転中の携帯メールです。
作家のNeil Swidey氏は、プロの潜水士に関する本のリサーチ中にこの傾向に気づいたと語っています。当初、彼は潜水に関する事故の大半は、潜水士が新しい職場環境に初めて触れる、仕事の初日に起こるのだろうと考えていました。しかしリサーチの結果、実際にはその逆であることが判明しました。
死亡事故は、プロジェクトの終盤に、監督者が潜水士を危険にさらしかねない誤った決断をする形で発生していました。仕事の危険性に関する判断を誤らせるのが、監督者の自信です。
問題なく物事を進めることができるほど、そういった問題が起きやすくなることを私たちは忘れてしまいます。もちろん、「何か悪いことが起こるのではないか…」と常に病的なまでに心配することはありません。しかし、起こる可能性のある危険や問題に対しては、いかなる時も油断をしない方がよいでしょう。
Kristin Wong(原文/訳:コニャック)Photo by Shutterstock.
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