スクエニ、執行役員制度を復活 ― 『ドラクエX』齋藤氏や『FFXIV』吉田氏も役員に名を連ねる

　

　スクウェア・エニックスは、4月1日付で執行役員制度を導入すると発表しました。
　
　執行役員制度導入の目的は「意思決定の迅速化」と「経営執行の強化」とされています。また、同社の経営執行体制は以下のようになり、指揮命令・権限移譲の階層が明確になります。
　
　■取締役会
　■業務執行取締役
　■執行役員
　■事業部門・機能部門
　
　今回の執行役員制度導入に伴い、4月1日付で選任される予定の執行役員もあわせて発表。『ドラゴンクエストX』プロデューサーの齊藤陽介氏や、『ファイナルファンタジーXIV』プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏、『ファイナルファンタジーXIII』プロデューサーの北瀬佳範氏といった、著名なプロデューサー陣も開発担当執行役員として名を連ねています。
　
　◆4月1日付執行役員 業務分担（敬称略）
　松田洋祐 – 代表取締役社長、執行役員（部門担当）
　本多圭司 – 業務執行取締役、執行役員（部門担当）
　大崎智義 – 執行役員（部門担当）
　奥野恒人 – 執行役員（部門担当）
　北瀬佳範 – 執行役員（開発担当）
　齊藤陽介 – 執行役員（開発担当）
　佐々木通博 – 執行役員（部門担当）
　西角浩一 – 執行役員（部門担当）
　橋本真司 – 執行役員（ファイナルファンタジー・キングダム ハーツ・ブランド管理担当、部門担当）
　原口洋一 – 執行役員（ディベロッパーリレーション担当）
　藤井聖士 – 執行役員（部門担当）
　松浦克義 – 執行役員（部門担当）
　三宅有 – 執行役員（ドラゴンクエスト・ブランド管理担当）
　吉田直樹 – 執行役員（開発担当）
　渡邉一治 – 最高財務責任者、執行役員（部門担当）
　
　◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
　尚、今回の件について、『ドラゴンクエストX』プロデューサーの齊藤陽介氏はTwitterで以下のようにツイートしています。
　
　確か12年前にも執行役員という肩書きだったけど、執行役員制度じゃなくなって肩書きが変わっただけで、やってることは何も変わらないまま、また元に戻るだけなんです。ですが、お祝いの言葉を多方面から頂くので改めて御礼の言葉を。ありがとうございます！ 齊藤陽介　Yosuke Saito (@SaitoYosuke_Z) 2015, 3月 10
　
　12年前はスクウェアとエニックスが合併した2003年を指しており、エニックス出身の齊藤陽介氏は執行役員として『スターオーシャン』シリーズや『ヴァルキリープロファイル』シリーズなどのエグゼクティブプロデューサーを担当した経緯があります。その後、スクウェア・エニックスで制度が変わり、今回再び執行役員制度が復活した形となりました。
　
　齊藤陽介氏をはじめ、今現在ひとつの作品のプロデュースに集中しているプロデューサーらが、今後複数のタイトルに関わっていくかは現在のところ不明です。

画業33周年の集大成――世田谷文学館で「浦沢直樹展」 2016年1月から

　

　東京の世田谷文学館で、2016年1月16日から3月31日に掛けて企画展「浦沢直樹展（仮称）」が開催されることが明らかとなった。原画や秘蔵イラストを展示し、画業33周年の集大成にふさわしい内容の展覧会になるという。
　
　　浦沢直樹さんは、『20世紀少年』『MASTERキートン』『MONSTER』などの作品で知られる漫画家。2014年11月28日には、「MASTERキートン」の20年ぶりとなる新作『MASTERキートンReマスター』を刊行している。手塚治虫作品の愛読者としても知られ、漫画情報発信サイト「MangaStyle」では、手塚さんの娘である手塚るみ子さんとの対談が掲載されている。
　
　　世田谷文学館では現在、漫画家・岡崎京子さんの原画などを集めた「岡崎京子展　戦場のガールズ・ライフ」を開催している。[宮澤諒,eBook USER]

スマホでドット絵作ろうぜ！ シンプル操作のドット絵エディタアプリ「PixelTweet」

　

　ハンドサムが、ドット絵を作れる無料スマホアプリ「PixelTweet」をiOS／Android向けに公開しました。簡単な操作にこだわり、誰でも気軽にドット絵作りに挑戦できるようになっています。
　
　　色はモノクロで、色を選ぶカラーパレットはありません。コピペ機能やレイヤーといった各種の便利機能も用意されておらず、とにかくマス目にポチポチとドットを打つだけのシンプルな操作性となっています。
　
　　マス目をタップすればドットが打ち込まれるので、これを繰り返してお絵描きを進めていきます。マスの上に指を置いて動かすとズームするので、細かい描き込みもしやすくなっていますよ。Twitterと連携し、完成した絵を簡単にツイートできるのも特徴。
　
　　ちなみに、制作したドット絵は「01000101……」といった数字に変換してデータを保存できます。ドラクエの復活の呪文のように、数字を入力すれば以前描いた絵が“復活”。また、友だちの描いた絵の数字を教えてもらって、友だちの作品を自分の端末で鑑賞するといったこともできちゃいます。古き良きピコピコ時代の作法ですね。

TLS/SSL実装に20年前からの脆弱性、影響範囲は広範

　

　あるAnonymous Coward 曰く、

　InriaとMicrosoft Researchの合同チームからなるmiTLSが、TLS/SSL実装に「FREAK」と呼ばれる新たな脆弱性を発見した（miTLSの告知サイト、ZDNet）。

　SSLには米国がかつて行っていた暗号の輸出規制に対応するため、輸出暗号と呼ばれる弱い暗号が定義されている。FREAKはサーバーが輸出暗号をサポートしているとき、バグのあるクライアント実装に強制的に輸出暗号を使わせるというもの。

　バグのあるクライアントには、現時点でOpenSSLの1.0.1kより古いバージョン、BoringSSLの2014 年11月10日以前のバージョン、LibreSSLの2.1.2より古いバージョン、サポートされているすべてのバージョンのSchannel（Windows標準のTLSスタック）、OpenTransport（OS Xのシステム標準のTLSスタック）、AndroidおよびOS X上のChrome 40以前などが確認されている。

　サーバー側の対策は輸出暗号を無効にすることで、クライアント側の対策はバグが修正されたバージョンに更新すること、それまではRSA鍵交換を無効にすることが挙げられる。

4年前のあの日を風化させない ハッシュタグ「311希望」に思いが集う

　

　東日本大震災から4年目の3月11日を迎えました。あの日私たちが体験したこと、数えきれないほどの痛みや苦しみ、それらを乗り越え、手を取り合って歩んできた先に見えた光など、それぞれの人が抱えるさまざまな思いがTwitterのハッシュタグ「#311希望」に集っています。
　
　　ハッシュタグ外でも3.11への思いは尽きることがなく、多くの人々が当時の記憶や教訓を未来へ生かそうと活動を行っています。
　
　　この4年間をあらためて思い返してみると、自ずと私達に託されているものが分かるような気がします。未来へ向けて今できることを。あなたの伝えたい言葉やイラスト、音楽、写真をハッシュタグ「#311希望」へ投稿してみてはいかがでしょうか？