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【巨人】大田、松坂撃ちも原監督苦言「どのカウントでも同じようなスイング」
◆オープン戦 ソフトバンク2─2巨人(10日・長崎)
巨人・大田が、6試合ぶりに「4番」で先発出場し、初回にソフトバンク・松坂から右前打を放った。しかし第2、4打席は得点圏に走者を置いた状況で、打者有利のカウントで凡退。原監督は打席でのさらなる工夫を求めた。松坂は3回3安打2失点だった。
狙いは悪くなかった。大田は積極的にバットを出した。1点リードの3回1死三塁、松坂の初球、内角寄りのツーシームを強振した。だが、微妙にタイミングを外され、浅い右飛で走者はくぎ付け。「打つべき球を打ちにいけたのは良かったけど、とらえきれなかった」。犠牲フライでもOKの状況で役割を果たせず、悔しがった。
6試合ぶりに4番で先発出場。初回2死では松坂の外角直球をライナーで右前安打。コースに逆らわない広角打法で、成長を見せた。一方で、8回2死三塁では、カウント1―1から二保の外角スライダーに合わせるような打撃で力ない左飛。3回の打席と合わせて好機の2打席、ともに打者有利のカウントで凡退し「思い切りよくいく中で確実性を上げていきたい」と課題が残った。
原監督は試合後、自ら「今日は4番がもう一つ二つ打っておけば」と切り出し、こう続けた。
「狙いを定めて打てるようになればいい。彼の攻撃性を否定するわけではないが、もう少しドシッと、1ストライク目、2ストライク目、3ストライク目で(どんな打撃をするか)考えてもいいと思う。それじゃないと持ち味のパワー、長打力が出てこない。どのカウントでも同じようなスイングに見える」
追い込まれてもいないのに当てに行くような打撃が目立ったことに注文をつけた。
キャンプ中から、大田は「配球を考えても全部当たるわけじゃないですから。バットを持って構えたら、余計なことを考えず芯に当てることだけに集中する」とのスタイルで結果を残してきた。だが打者有利の状況で中途半端なスイングはもったいない。積極性と紙一重とはいえ、何でも手を出すようでは相手投手を助けることになる。
チームは現状、開幕4番が未定。大田にもチャンスはあるが、好機で凡打を繰り返せば、周囲の信頼は得られない。「失敗はある。それを次にいかせるようにしないといけない」。着実に成長しているからこそ、ワンランク上のレベルを求められている。(片岡 優帆)