岩手・陸前高田市、復興に向け工事は休まず

　

　
　　岩手県陸前高田市からの報告です。
　　震災から４年の節目を迎えた１１日も、岩手県陸前高田市では小雪が舞う中、復興に向けた工事が休むことなく続いています。
　
　　私がいる陸前高田市の旧道の駅・高田松原は、震災の爪痕が今も生々しく残っています。普段は立ち入りが制限されていますが、１１日は市の許可をもらい、撮影を行っています。
　
　　この建物の上からは、奇跡の一本松を望むことができます。そのすぐ近くを走っているのが巨大なベルトコンベアです。これは宅地造成で山から切り出された土砂を、土地のかさ上げ工事のために運び出すための施設です。総延長はおよそ３キロと国内最大規模で、一日に１０トントラック４０００台分の土砂を運びます。ここ陸前高田では、町をほぼ一からつくり上げるという、過去に例を見ない巨大な復興事業が進められています。（11日11:33）