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隠蔽工作? 自宅サーバーまで立てちゃったヒラリー氏の個人メール騒動
透明性や機密保護なんて、どこ吹く風?
ヒラリー・クリントン氏が、この4月にも2016年の大統領選への出馬を表明する見込みだという情報が流れた矢先、ニューヨーク・タイムズがヒラリー氏は国務長官時代に個人メールアドレスしか持っていなかったことを報じました。さらにこのアドレスを使うために、わざわざ自宅サーバーを立てていたという報道もAP通信から出てきています。
個人のメールアドレスを使う問題点はたくさんあります。まずひとつに、政府のトップレベル高官が政府ドメインのメールアドレスを持っていない状況は、想像を絶すると言えるでしょう。ヒラリー氏は和平交渉を進めたり、戦争を行なったりする間も、個人アドレスを使っていたのかもしれません。ヒラリー氏のメールについては、2年ほど前、クリントン政権時代のスタッフから個人アドレス宛に助言をもらっていたというニュースもありました。実はこのスタッフ、オバマ大統領を選挙活動中に批判したことで締め出しをくらった人なんです。今となっては、個人的なアカウントを使うことで事実を隠そうとしたんじゃないかと考えられますよね。これはひどい。
こんな事態は前代未聞だそうです。ニューヨーク・タイムズに米国立公文書記録管理局(NARA)の前職員が話したところによると、ヒラリー氏よりも地位の低い政府職員の中にも、すべての公務で個人メールアドレスだけを使っていた人はこれまでにいないとか(政府高官のメールは記録のためにNARAが保存するんです)。その職員は、例えば「核の冬」のような緊急かつ最悪な状況でなければ、政府高官が個人メールを使うようなことは考えられないとも言っています。
この事件で思い出すのは、2013年のオバマ大統領が指名した政府高官が秘密のメールアドレスを使っていたというスキャンダル。モニターされていないアカウントでは記録を残さずに公務ができてしまうことが問題になりました。あのとき、ホワイトハウスは隠蔽工作を否定しましたけど。
この事件、まったくもってひどい話です。ヒラリー氏が個人アドレスだけを使っていたというのは、リビアのベンガジで起きた米領事館襲撃事件の捜査の中で明らかになりました。ヒラリー氏が法律を破っていたかどうか調べるため、最近、ヒラリー氏のアドバイザーは5万5000通以上の個人的な電子メールを米国務省に提出しました。しかし、提出されたメールはアドバイザーによって選び抜かれたものなので、ヒラリー氏の個人メールの全貌は闇の中。…