常総学院８―１今治西 荒原本塁打、鈴木１１奪三振

　

　

　　常総学院が快勝した。一回に荒原の満塁本塁打で４点を先制すると、四回には和田の適時二塁打などで３得点。五回にも加点した。先発鈴木は直球をコーナーに、変化球を低めに丁寧に集め、７回１／３を１安打１１奪三振と好投した。

　　今治西は投手陣が四回までに計７四死球を与えて流れを失うと、攻撃陣も八回に１点を返すのが精いっぱいだった。

八戸学院光星、雪辱ならず＝高校野球

　

　 １回裏大阪桐蔭１死満塁、先制の犠飛を放つ原田。手前は八戸学院光星先発の中川＝２６日、甲子園

　 　八戸学院光星は、またも大阪桐蔭を倒せなかった。エース中川は一回、内角攻めが裏目に出て３死球の乱調。犠飛と押し出し四球で２点を献上した。散発３安打の１点と打線の援護にも恵まれず、「力んだ部分があり、自分のリズムで投げられなかった。攻撃にも影響したと思う」と唇をかんだ。
　　２０１２年の春夏決勝で、ともに大阪桐蔭に全国制覇を阻まれた。仲井監督にとっては宿敵とも言える相手で、「絶対勝ちたいという私の気持ちが、気負いというか選手らに悪い方向に伝わったかもしれない」とナインにわびるような口調だった。

＜選抜高校野球＞常総１４年ぶり８強 荒原２戦連発の満塁弾

　

　第６日の２６日は第２試合から２回戦に入り、第３試合はともに初戦で２桁得点した常総学院（茨城）と今治西（愛媛）が対戦。常総学院が５番・荒原の２試合連発となる満塁本塁打などで序盤から主導権を握り、優勝した２００１年以来１４年ぶりのベスト８に進んだ。
　
　○常総学院（茨城）８−１今治西（愛媛）●
　
　　常総学院は初回に敵失と２四球などで１死満塁とし、荒原が右翼席に２試合連発となる満塁本塁打を放って４点を先制。四回には初戦でともに５盗塁を決めた宇草、竹内の重盗などで１死二、三塁とし和田の左越え適時二塁打などで加点。初戦に続き長打と機動力を生かした攻撃で着実にリードを広げた。先発のエース左腕、鈴木は緩急をつけた投球で的を絞らせず八回途中まで１安打無失点に抑える好投。
　
　　今治西は先発の杉内が７四死球と制球に苦しみ四回途中で降板。初戦で２桁得点した打線も振るわず、八回に秋川の左中間適時二塁打で１点を返すにとどまった。

マドリーに別れを告げるケディラ「新たな刺激が欲しい」

　

　

　　6月30日に契約が切れるレアル・マドリーのMFサミ・ケディラは25日、ドイツ紙『キッカー』で今夏に退団する決意を明かした。

　「レアル・マドリーに対しての不満では無い。単に成長し続ける為に新たな刺激が欲しいだけだ」

　　シャルケの幹部は既にケディラとコンタクトを取っていると明かしているが、同選手は「誰とも合意に達していないし、右にも左にも揺らいでいない」と、去就はまだ決まっていないことを強調した。

　　2010年にマドリーに加入したケディラは「偉大なチームで偉大な時間を過ごした」と、この5年間に満足感を示し「今後もチームの役に立つために全力を尽くす」と、契約が切れるまでは同クラブへの忠誠を誓った。

アルジェリア人記者が明かすハリルホジッチ監督の実像「出来る限りメディアを“握ろうとする”」「権威的だが人を惹きつける」

　

　なぜアルジェリア代表監督を退任したのか？

　　明日、日本代表として初戦を迎えるハリルホジッチ監督。以前はアルジェリア代表を指揮していたが、同国の記者はどのように監督についてとらえているのか？　話を聞いた。

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　　日本代表は27日、チュニジア代表（大分）と親善試合を行う。ヴァイッド・ハリルホジッチ新監督の初陣とあって大きな注目を集めている。

　　では、ハリルホジッチ監督はどんな人物なのだろうか。ハリルホジッチ監督が前回率いていたアルジェリア出身で、長年北アフリカのサッカーの取材を続けてきたマヘル・メザーヒ記者に話を聞いた。

　　ブラジルW杯でアルジェリア代表を初の決勝トーナメントに導いたハリルホジッチ監督は「サポーター、ファンに愛されていた」と語るメザーヒ氏。アルジェリアサッカー協会は、アフリカネーションズカップが控えていることもあり、その後の指揮も希望していたが、退任。トラブゾンスポルの監督に就任した。「協会よりもトラブゾンスポルの方が多くの金を出したからだ」と、その舞台裏を明かしている。

　　ファンとの親密な関係に比べ、メディアとは良好な関係を築けていなかったようだ。「メディアからはそんなに……」とメザーヒ氏も語る。

　　メザーヒ氏は、W杯前にスイス、ルーマニア代表との親善試合を前にハリルホジッチ監督を取材した際のエピソードを交えて次のように話している。

　「メディアを完全にシャットダウンしていた。2週間でミックスゾーンは1度の取材しかなかった。練習が公開されたのも2度だけだ。その練習も15分のみだったし、選手への個別インタビューも禁止だった」

メディア含めすべてを掌握したい指揮官

　　それだけに、メザーヒ氏は「ハリルホジッチ監督はメディアとの関係性を良くしたいと思っているはずだ」と予想している。実際、ハリルホジッチ監督は日本代表監督就任会見で「メディアとはプロフェッショナルな関係を築きたい」と発言している。

　　では、その実態はどうなのか。メザーヒ氏は以前、監督の人物像について「操縦士、副操縦士と航空管制官を同時にやることが好きだ」と飛行機に例えて記事にしたことがあるという。

　「彼はメディアを“別の存在”とは思っていない。チームや国の期待への影響力を理解しているので、出来る限りメディアを“握ろうとする”」と語るように、選手たちだけでなくサッカーを取り巻くあらゆる要素を指揮したい傾向があるようだ。…