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韓Samsung、処理能力を4倍に向上したテレビ電話用カメラモジュールを発売
韓国Samsung電子は、動画処理能力を4倍に向上した携帯電話のテレビ電話機能用カメラモジュールを開発したと発表した。照度が低い環境にも対応している。
今回発表になった携帯電話のテレビ電話機能用カメラモジュール
今回発表された製品は、テレビ電話機能向けの2万5,000画素のカメラモジュールである。消費電力は、既存製品の3分の1程度となる26mW程度に抑えた。
通常、テレビ電話に対応した携帯電話には30万画素の”自分撮り”用のカメラが付いており、テレビ電話機能を使用する際もこれを使用する。しかし30万画素のカメラモジュールを使用しても、一部の画素のみを抽出するサブサンプリング処理により、画素数が減る上に画質の低下や映像の途切れなどが起きる。そのため、本製品では画素数をあらかじめ2万5,000画素に押さえ、コストや実装面積、消費電力などの削減を図っている。
同社によると、既存の30万画素のカメラモジュールを利用して照度が20Lux程度しかない暗い場所でテレビ電話機能を使用した場合、フレームレートは2fps程度となり、人の顔を区別できないような状態になってしまうという。本製品を利用すれば、同じ条件下でも8fpsのフレームレートを実現できるので、より鮮明な動画となる。
本製品の外形寸法は4.4(H)×4.4(W)×2.2(D)mm。スリムな携帯電話にも対応できるほか、放送や写真を見やすくするための画面を横倒しにする機能も備えている。
同社によると本製品はすでにサンプル出荷を開始しており、携帯電話メーカからは好評だという。量産出荷は本年(2007年)7月から開始する予定。
NEC、電子データと可視情報を同時に印刷できるRFIDタグ用プリンタを発売
NECとNECパーソナルプロダクツは14日、UHF帯を用いたRFIDタグラベルへのデータ書込みと、バーコードなど可視情報の印刷を同時に行うことができるプリンタ「MultiCoder」シリーズを発売した。ラベルの排紙方法が異なる3つのモデルを用意しており、バーコードや2次元コードの制作ソフトウェアが付属している。価格は68万8千円と74万8千円(いずれも税抜価格)。なお、出荷は6月21日から開始される予定。
MultiCoder 500M3M-RU
本製品は、同社製のラベル印刷用プリンタ「MultiCoder500M3M」にRFIDへのデータ読み書きの機能を追加したものである。今回発売された製品は、連続印刷に対応した「500M3M-RU」(税抜価格68万8千円)、連続印刷およびカット印刷に対応した「500M3MC-RU」(税抜価格74万8千円)、連続印刷とラベルを1枚1枚はがしながら印刷するハクリ印刷に対応した「500M3MS-RU」(税抜価格74万8千円)の3モデルである。印刷速度は最大152.4mm/s(6インチ/s)。
ラベルの制作に関しては、バーコードおよびQRコードなどの2次元コードの制作ソフトウェアである「BarcodeStudio Ver.3.0」が付属している。また同社のラベル制作ソフトウェア「らくらくふぉ~む for ラベルプリンタ」の60日間限定の試用版も一緒に提供する。そのほか電子データの読み書き制御プログラムの開発支援を行う「RFID Printer Control Library」が付属しており、VisualBasic(AccessVBAおよびExcelVBAを含む)、VisualC++、VisualC#、JAVAによる開発が可能。なお、EPCglobal Class-1 Generation-2といったRFIDの規格に対応している。
同社ではRFIDタグラベル市場が拡大していることから、年間5,000台の販売を見込んでいる。なお、本製品は5月16日~18日に東京ビッグサイトで開催されるRFIDソリューションEXPOにて展示される予定である。
主な仕様
JAN8、JAN13、ITF、Industrial 2 of 5、NW-7、CODE39、CODE128、EAN128、カスタマバーコード、QRコード、PDF417、DataMatrix、RSS、EAN.UCC Compoite
熱転写式/感熱方式
ICタグラベル(内巻き)、ロール紙(内巻き、外巻き)
105.7mm(幅)×455mm(長さ)
LAN(10BASE-T/100BASE-TX)、USB(1.1/2.0)、パラレル
EPCglobal Class-1 Generation-2 UHF RFID規格準拠、日本国内電波法に準拠
238(W)×402(D)×332(H)mm
コンピュータアーキテクチャの話 (77) アダーの実装に関して
また、以上の説明では、プリフィックス計算ボックスなどの論理はANDやORなどを用いて記述して来たが、実際にCMOSで作るとなると、インバータとNANDやNORを用いることになる。CMOSを用いて、プリフィックスボックスの論理に忠実に作ると、次の図の左側のような回路となる。
Prefix演算ボックスの実現方法。左側は、NANDやAND-OR-INVゲートにインバータを接続してP、Gを生成、右側は、1段目からは*P、*Gを出力し、2段目はDeMorganの定理で相補的な論理を作りP、Gを生成
一方、右側の回路では、1段目は*P、*Gと反転した信号を出力し、2段目は当コラムの46回目で説明したDeMorganの定理を利用して*P、*G入力からP、Gを出力する論理を作ると、図のようにANDとORを入れ替えた論理回路図になる。右側の実装の方が通過ゲート段数は少ないが、どちらが速いかは1段目の出力のファンナウトと1段目と2段目の間の配線負荷の大きさに依存し、一般論として、負荷が小さいなら右側、負荷が大きい場合は左側の方が高速である。そして、更に負荷が大きい場合には、論理は右側の構成として、インバータ2段を直列に接続したバッファでドライブパワーを稼ぐ方が高速というケースもあり、アダーを高速にするには、最適な論理とゲートやバッファのサイズの最適化などのチューニングも重要である。
アダーの実現に必要な回路量であるが、入力側にPi、Gi、Ai(+)Biを作る回路、出力側にAi(+)Bi にCi-1を加算するXOR回路が必要であり、それに加えてプリフィックスの計算回路が必要となる。これまで見てきたように、プリフィックスを計算する回路の作り方は色々な方式があるが、例えばNビット幅のKogge-Stoneアダーの場合は、ボックスの段数がlog2(N)、幅がNビット分であるが、空きがN-1個であるので、N*(log2N-1)+1個のプリフィックス計算ボックスが必要となる。XORゲートは2入力NAND 4個分、ボックスやP,G計算回路も2入力NAND 4個分程度である。従ってアダー全体のゲート数は、2入力NAND換算で、
(4+4)*N + 4*(Log2(N)-1)*N +4 + 4*N = (8+log2N)*N+4
程度のゲートが必要となる。これにNの値を代入すると、32ビットアダーの場合は420ゲート、64ビットアダーの場合は900ゲートとなる。但し、これにはバッファなどに必要なゲート数は含んでいないので、前記のような高速化のチューニングを行う場合は20%程度の物量増加を見込む必要がある。
以上で、加算器の話は終わりである。なお、減算は当コラムの第52回で述べたように、2の補数表現を用いると、入力とキャリーインを否定して加算することで実現できるので、別個の演算器として取り上げることはせず、次は乗算器の設計を考えてみよう。
セイコーエプソン、ATAコントローラLSI「S1R72H74」を発売
セイコーエプソンは、ATAコントローラLSI「S1R72H74」を発表した。ATAおよびATAPI-6に対応し、PIOモードの0~4、Multi word DMA、UDMAモードの0~5をサポートしている。
本LSIは、8ビットおよび16ビット幅のCPUインタフェースに対応している。また、2チャネルのDMA(Direct Memory Access)インタフェースを搭載。ビッグエンディアンのCPUに対応しているが、バススワップ機能により、リトルエンディアンに対応することもできる。電源電圧は、CPUインタフェースが1.8Vまたは3.3V、ATAインタフェースが3.3V、コア電圧が1.8V。動作温度は-40~85℃である。
パッケージは128ピンのQFP(外形寸法は14mm角)。すでにサンプル出荷を開始している。価格は900円(税抜)。
S1R72H74の使用例
なお、本LSIはUSB2.0(High Speedモード対応)デバイス機能を搭載した同社の既存製品である「S1R72V03」 とATAコントローラ機能において、パッケージ、ピン配置、ソフトウェアとそれぞれ互換性がある。同社では今後、本LSIの車載向け品も発売する予定。そのほか、Serial ATAやCE-ATA対応品の開発も進めているという。
EADS Astrium、空港から離陸可能な宇宙船開発へ
宇宙産業界大手のEADS Astrium(本社・フランス)は、高度100kmの宇宙空間を弾道飛行する新宇宙船の研究開発を進め、宇宙旅行ビジネスを立ち上げることを正式に発表した。フランスのル・ブルジェ(Le Bourget)で開催されるパリ航空ショーを前に、現地で開かれたスペシャルVIPイベントにてアナウンスが行われている。
すでに今回の発表会場では、新宇宙船の実物大モックアップの展示が行われたということで、打上げ時にかかってくる4~5Gの負荷にも快適に耐えられるという、定員4名の搭乗客向け特殊設計シートなどが公開された。一般的なビジネスジェット機サイズとなる新宇宙船は、通常の空港の滑走路から飛び立ち、高度約12,000メートルの上空でロケットエンジンに点火。高度100kmの宇宙空間の弾道飛行中に、約3分間の無重力状態を体験可能とされている。
快適性を重視した特殊設計シートが装備される。宇宙空間まで上昇すると無重力を体験可能
© 2007 Marc Newson Ltd
世界初の民間機による有人弾道宇宙飛行に成功した「SpaceShipOne」(SSO)に代表されるように、上空までは母船で運ばれ、切り離しを行ってからロケットエンジンに点火して宇宙空間へ向かうスタイルの宇宙旅行ではなく、同社の新宇宙船が目指しているのは、離陸後約90分で、再び飛び立った通常の空港滑走路へと着陸するスタイル。だれでも気軽に宇宙旅行に出かけられる、安全性を重視した設計が手がけられるとしている。
通常の空港滑走路での離着陸が行える
© 2007 Marc Newson Ltd / NASA
同社は、年内にも新宇宙船の最終設計を完了し、来年より実際の製造過程へ進む予定。順調に進めば、2012年には初の定期運航が開始されるという。ちなみに1名の旅行代金は、約15万ユーロ(約2,400万円)~約20万ユーロ(約3,200万円)と発表されている。