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組み込みデータベース導入のメリット
はじめに
「データベース」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。IT関係に関わっている方であれば、どのような機能を有し、どのような用途で利用されているかを知っていると思います。それでは、どのような環境で利用されているかイメージしてみてください。
会社や自宅のパソコン、大型のサーバ、大規模ネットワークなどをイメージした方も多いことでしょう。当然、これらの環境でもデータベースは利用されています。そして最近では、携帯電話に代表される情報端末機器やカーナビゲーションシステム、音響システム、デジタル家電など、身の回りのさまざまな機器――いわゆる「組み込み機器」においても使われはじめているのです。そして、このようなデータベースは「組み込み機器」に搭載される「データベース」ということから「組み込みデータベース」と呼ばれています。
本稿ではデータベースの技術動向を振り返り、今なぜ組み込みデータベースが注目を浴びているのか、組み込みデータベースを利用するとどのようなことができるのかということについて述べていきます。
ガンダム!? ゾイド!? 操縦できる新型変形ロボットが日本科学未来館に登場
東京・お台場の日本科学未来館にて、8月1日より新展示「HallucII(ハルク・ツー)」が公開となっている。
このHallucIIは、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)とリーディング・エッジ・デザイン(L.E.D.)が共同開発を行ってきた、移動ロボットの研究活動「Hallucigenia(ハルキゲニア)プロジェクト」の最新作。今回はコックピットシステム「Hull(ハル)」とセットでのお披露目となる。
一般の操作体験も可能で、開館時から3階「VRラボ みんなのキャビン」前で先着順に受け付ける。日本科学未来館の入館料は、従来どおり大人500円(18歳以下は200円)。開館時間は10時から17時。毎週火曜休館。
ロボットコーナーのリニューアルに先立って、31日にはプレス用の内覧会が行われた。未来的であり、同時に太古の生物を思わせるHallucIIのユニークさもさることながら、HallucIIの視点で操縦を行えるコックピットシステム、Hullもかなりのインパクト。半球状のスクリーンににはHallucIIの視点による映像が映し出され、まさにロボットアニメのパイロット気分が味わえる。
8月から一般公開となるHallucIIとHullのデモンストレーションが行われた。開館中ということもあり、一般のお客さんも興味津々
Hullは左右のグリップ(3軸ハプティックデバイス)によって、HallucIIの直感的な操作が可能となっており、さらにこのグリップには反発する力を操縦者に伝える、感覚フィードバック機能が搭載されている。簡単に言うと障害物に近づくほどグリップの手ごたえが重くなるというもので、この機能はHallucIIの衝突を防ぐと同時に、いかにもロボットを操縦しているという手ごたえを体感させてくれる。筆者も体験してみたが、簡単操作でロボットが動き、しかも手ごたえまであるというのはかなり新鮮。
こちらがHallucII。56個のモーターと8つの足で縦横無尽に動き回る、モノアイ(単眼)のニクい奴
HallucIIの視点に没入できる半球状の操縦席。中央にはタッチパネルディスプレイも搭載
さらにHallucIIは、車両タイプのビークルモード、昆虫タイプのインセクトモード、動物タイプのアニマルモードの3形態へと変形が可能。もちろんこれには歩行と走行を切り替えて、どのような路面でも走破できるようにするため、という目的があるのだが「変形ロボット」という響きには非常に大きな魅力があるのもまた事実。ビークルモード以外はまだ調整中のことだが、いずれは操縦桿の手元のモードチェンジスイッチを押すだけで変形できるようになるとのことなので、期待して待ちたい。
操縦の様子から。細かな動きの制御はロボット側が行ってくれるので、左右のグリップを直感的に動かすだけで大丈夫
黒いボール部分を握って操縦。前後・上下・左右の3軸方向に動かせる。赤と青の部分は変形用のモード切替スイッチ
デモンストレーションの模様。HallucIIの動きとHullのスクリーンの映像が連動していることに注目変形の模様。車両タイプから昆虫タイプへとトランスフォーム!
子供たちにとっては夏休みシーズンということもあり、日本科学未来館ではこのほかにも8月を中心に様々な企画が予定されている(別表参照)。8月中は休まず開館するほか、8月13日~17日までは「サマーナイト・ミュージアム」として開館時間も20時まで延長される。最新のロボット技術を楽しみながら体験するには絶好の機会。興味のある人は足を運んでみてはいかがだろうか。
日本未来科学館 8月の主なイベント
6月2日(土)~9月2日(日)企画展「サイエンスニュース!アジア展
~アジアの力、科学の力、を伝えます」 6月20日(水)~8月31日(金)コピー機フシギ展 7月4日(水)~8月19日(日)モビリティの現在・未来 水素エネルギー展 8月11日(土)~全天周映画『宇宙エレベータ~科学者の夢みる未来~』 8月13日(月)~17日(金)サマーナイト・ミュージアム 8月29日(水)~9月2日(日)ジブリの絵職人 男鹿和雄作品から考える
~人と自然の未来~
ADI、HDTV向け半導体製品群をまとめて投入
米Analog Devicesは、HDTVを構成する半導体製品を"アドバンスドTVソリューション"とし、新ブランド「Advantiv」を立ち上げた。また、これらの半導体製品として、オーディオ向けプロセッサ「ADAV43x2」「ADAV44x2」、オーディオ向けD級アンプ「ADAU1590」「ADAU1592」「ADAU1513」、ビデオCODEC「ADV216」を合わせて発売した。
今回発表になった製品の特徴は、以下の通り。
オーディオ向けプロセッサ「ADAV43x2」「ADAV44x2」は、オーディオ処理用のDSP。24ビットのA-DコンバータおよびD-Aコンバータを内蔵。A-DコンバータのTHD+Nは-90、D-Aコンバータは-85。またDNRは95dBである。パッケージは80ピンのLQFP。
オーディオ向けD級アンプ「ADAU1590」の出力は11.5W(6Ω)、「ADAU1592」は18.0W(6Ω)、「ADAU1513」は14.5W(8Ω)。なお、ADAU1513はデュアルブリッジ接続となっている。THD+Nは0.005%、PSRRは65dB。パッケージは48ピンのLFCSPおよび48ピンのTQFP。
「ADV216」は、「Wavescale」と呼ぶ独自の圧縮技術を用いたビデオCODECである。圧縮方式はJPEG2000に対応。パッケージは、外形寸法が13×13mmのBGA。1,000個購入時の1個あたりの価格(参考)は17.35ドル。
いずれの製品も、すでに量産出荷を開始している。また、同社とASUStekで共同開発したワイヤレスHDMI機器の開発キットも用意している。
ワイヤレスHDMI機器の開発キットを利用したデモのようす。左側がDVDプレーヤと直接接続して映像を再生したもの。右側はUWBを用いた無線通信によって映像データを転送し、再生したもの。映像の遅延や劣化は特に感じない
ワイヤレスHDMI機器の開発キット
マルチコアプロセッサ対応のグラフィカル開発環境「LabVIEW 8.5」が発売
米National Instrumentsの日本法人である日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は7日、グラフィカル開発環境「LabVIEW」の最新版となる「LabVIEW 8.5」の販売を開始した。今回のバージョンアップでは、マルチコアプロセッサのための機能の強化や追加が重点的に行われた。テストスループットが向上したほか、より確定性に優れたリアルタイムシステムの構築や、多くのプロセッサを必要とする解析を効率よく行うことが可能になったという。
LabVIEWは、計測や制御、組み込システム向けの開発環境である。グラフィックを利用した言語を用いたプログラミングが行える。関数を表すアイコンを配置し、アイコンとアイコンを配線することで、処理を記述できる。これにより、処理を直感的に記述したり、理解できる点が特徴である。
グラフィカル開発環境「LabVIEW 8.5」の画面 – グラフィックを利用した言語を用いて、直感的に処理を記述できる
同社によると現在、プロセッサベンダでは、並列処理を行うマルチコアアーキテクチャの性能向上に注力している。その性能を最大限に活かすためには、マルチコアプロセッサに最適化されたアプリケーションが必要だという。今回発表した「LabVIEW8.5」は、同社が10年近くにわたって開発を続けているマルチスレッド技術を基にしている。
LabVIEWは、既存のバージョン8.20からマルチコアプロセッサに対応していたが、今回発表したバージョン8.5では新たに以下のような技術を導入し、さらなる機能の追加や強化を図った。
コア数と負荷に応じたスレッド数を制御
今回のバージョンから、スレッド数を管理する機能が追加された。LabVIEWランタイムエンジンが生成するスレッドを余剰なコアに振り分けたり、コアが不足した場合にはスレッドを減らすといったことを行う。これにより、コア数を意識しない開発が可能となる。
マルチスレッドアプリケーションを柔軟にチューニング
「タイミングループ」という機能により、明示的に新しいスレッドを生成することができるようになった。また、そのスレッドを実行するコアを指定することも可能。
リアルタイム環境でマルチコアプロセッサをサポート
新しく追加された「LabVIEW Real-Timeモジュール」により、リアルタイム環境においてもマルチコアプロセッサを使用したアプリケーションの実行が可能となった。リアルタイム性(時間確定性)を維持しつつ、アプリケーション全体のスループットを向上させることが可能となった。
メモリ管理が柔軟に
新たにメモリ確保することなく、確保済みのメモリを再利用することで、少ないメモリで大量のデータ操作が可能となった。また、メモリアクセス減少により、アプリケーションの実行速度が向上した。
マルチコアプロセッサの性能を引き出すドライバを提供
マルチプロセッサの性能を引き出すためのドライバの提供を行う。このドライバを使用することにより、マルチスレッドで実行させることによる誤動作を抑えられる。また、あるスレッドで実行中の処理を別スレッドでも同時実行が可能となり、マルチコア環境で安全かつ高速にI/O処理を実行できるようになる。
Lab VIEW 8.5の価格は、ベースパッケージが176,000円、開発システムが352,000円、プロフェッショナル開発システムが601,000円である。それぞれ初年度保守プログラム付き。なお、「Lab VIEW 8.5 日本語版」の出荷は9月中旬を予定しているという。
動画の並列処理の有無による処理時間比較。並列処理を使わなかった場合、処理時間が290msほど掛かるのに対し、並列処理を行うと180msほどで処理が終わる
「アンドロイドサイエンス」
毎日コミュニケーションズは28日、"人間を知るためのロボット研究"をテーマとした科学書「アンドロイドサイエンス」を発売した。著者の石黒浩は、大阪大学 知能・機能創成工学専攻の教授であり、世界で最も注目されているロボット研究者である。価格は2,940円。
「アンドロイドサイエンス」。表紙中央の椅子に座っているのは、著者のコピーロボットである「ジェミノイド HI-1」
著者はロボカップ世界大会 ヒューマノイドリーグにTeamOSAKAとして参戦、4度の優勝を果たしていることでも有名。またロボットベンチャーのヴイストン創設者のひとりでもある。これまで、ヒューマノイド「ロボビー」やアンドロイド「リプリー」、自分自身のコピーロボットであるジェミノイドなど、多数のロボットを開発・研究してきた。
本書ではこれら各ロボットについて、どんなことが考えられ、どのような研究がなされたかを紹介。また、ロボットを作ることで人を理解することを目的とした、認知科学とロボット工学を融合した学問アプローチにより、最終的に「存在とは何か? 人間とは何か?」という哲学的問題にも踏み込んだ、新しい研究領域の展望を明らかにしている。
本書は7章構成で、「人間とロボット」「視覚と認識」「人と融合するロボット」などをテーマとした320ページにわたるアンドロイド考を展開。また、「オリジナリティとは」「本物の研究とは」といった研究者の姿勢についても鋭くメッセージを発している。