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いったいどういう仕組み? 現代版からくり人形が勢ぞろい 札幌市青少年科学館
【北海道・札幌】札幌市青少年科学館(札幌市厚別区)では、春の特別展「カラコロKARKURI展」を3月25日(水)から開催中です。同展は、第1弾が「まわして始まる物語」(3月25日~4月5日)、第2弾が「メカのしくみと動きのヒミツ」(4月11日~5月6日)という二部構成となっていて、展示作品が一部入れ替わります。
「力学」を身近に感じて
主にイギリスで製作された現代のからくり人形が、勢ぞろいしている今回の展示。これは、同館の「交通・力学コーナー」のリニューアルに伴う展示で、難しそうに感じがちな力学を、より身近に感じてもらうための取り組みです。
[写真]これでもからくり人形です
同館の広報企画担当係長・垂石寛史さんは「オープンから多くの子供たちに楽しんでもらえているようで、ありがたい限りです。北海道では初登場となるからくり人形も多いので、是非見てもらえたらと思います」とアピールします。
まず展示ブースの前でお出迎えしてくれるのが『アクトロイドDER3』。この人形は、人間そっくりの動きをする最新型ロボットで、自分のスピーチに合わせて体を動かすのですが、その繊細な動きは人間そのもの。人形の隣には、そのからくりについても展示があるので、同時に楽しめます。
[写真]スパゲティを食べる男
そしてブースの中には、所狭しと大小50近いからくり人形が並んでいて、その多くが自分で動かすことができます(人形は繊細にできているので、ボタンを押すと機械が代わりに動かしてくれる仕組み)。「スパゲティを食べる男」「最後のドードー鳥」など人間社会を皮肉った作品や、「アヌビスの手品」「ガイコツの秘密」など細部に渡るまで工夫が凝らされた作品など特徴的なからくり人形が展示されています。
[写真]からくりの世界を体験
そして、からくり人形だけではなく、その仕組みそのものを簡単に理解できるように、ぜんまいや歯車だけを取り出したものも展示、どのような力学が働いているかも体験できるコーナーもあります。
壁に歯車を自由に組み合わせていってどのように動くかを体験できるコーナーでは、多くの小学生が歯車を何十個も組み合わせていって、一つの歯車を回すとすべての歯車に知佳らが伝わる仕組みを作っていました。その小学生は「これだけたくさんの歯車でも、うまくつなげれば全部なめらかに動くのが楽しいです」と話していました。
[写真]札幌市青少年科学館
同館の展示は学生向きとはいえ、大人も楽しめるものがたくさんあるので、親子でからくり人形の世界に触れてみるというのもいいかもしれません。
札幌市青少年科学館の春の特別展「カラコロKARKURI展」の第1弾「まわして始まる物語」は4月5日(日)まで、午前9時30分から午後4時30分まで無休で開催中です。
(ライター・橋場了吾)
本記事は「THE PAGE」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。
FedExとリッツ・カールトン、2015年度「ベスト・エンプロイヤー企業」に
グローバル人事コンサルティング企業のエーオンヒューイットは27日、日本における「2015年度ベスト・エンプロイヤー企業」を発表した。
「2015年度ベスト・エンプロイヤー企業」を発表(画像はイメージ)
日本では初の実施
同調査はアジアでは2001年に開始され、日本においては今回が初の実施となる。ビジネス、人事、人材の連係を網羅する調査としては、アジア太平洋地域で最も包括的な内容となっているという。
このたび日本から選出された「ベスト・エンプロイヤー企業」は国際的な物流サービスを提供する「フェデラル エクスプレス(FexEx)」と「ザ・リッツ・カールトンホテルズ ジャパン」の2社。同社によると、2社はマーケットにおける競合他社と比較して、より優れたビジネス結果を生み出しているという。
全体的なポイントは?
同社はベストエンプロイヤー企業結果発表とともに、各国の傾向の分析も実施。日本における「エンゲージメント・スコア」(会社・組織への貢献意欲)は32%。アジアのスコア(59%)と比べ、顕著な差異が見られた。
日本の社員のうち、「自社が社員とした約束を守っている」と肯定的に答えた社員は3割、アジアは5割であった。「自分の会社を知人や友人に勧めるか」という問いには、日本の社員10人のうち3人が「勧める」と回答、アジアでは10人のうち6人であった。
日本では「自分の努力がマネージャーから認められている」と感じている社員は2人のうち1人だが、アジアでは社員3人のうち2人にあたる。一方、「自身の貢献と実績が(給与以外で)適切に承認されている」と答えた日本の社員は31%に過ぎないが、アジア全体では50%、ベスト・エンプロイヤー企業では75%がそのように感じているという結果となった。
「会社で自分の将来のキャリア機会が明るいか」という問いに対し、「明るい」と答えた日本の社員は20%であった。
(※画像は本文とは関係ありません)
仕事復帰、夫とどう協力
一見平等「落とし穴」も
- 花王の復職セミナーでは、女性社員の夫たちが妻の復職に向けて何ができるかを話し合った(東京都中央区で)
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子どもの保育所入所が決まり、4月から仕事復帰という人も多いだろう。
仕事を軌道に乗せるには、家事や育児で夫の協力が不可欠。どう分担するか、復帰前に十分話し合っておきたい。
ロボ掃除機で口論
「家事と育児がどれだけ大変か、夫は分かっていない」。IT企業社員の女性(33)は、今春の仕事復帰を前に不安を感じている。育児休暇中、家事と育児は女性が全て行ったからだ。
別の会社に勤める夫は「協力はする」と言うだけで、何もしない。家事の負担軽減にとロボット掃除機を買おうとしたら、夫が「本当に必要なのか」とケンカになった。「この調子だと、保育園の送迎も全て私がやることになりそう。ちゃんと仕事ができるか……」。女性はため息をつく。
共働き世帯でも、家事や育児の負担は妻に偏っているのが実態だ。国立社会保障・人口問題研究所の2013年の全国家庭動向調査では、常勤雇用されている妻の3分の2が、家事の80%以上を担っていた。結局、多くの妻が短時間勤務などで仕事を制限してしまう。
育休後コンサルタントの山口理栄(りえ)さんは「夫と話し合わないまま、家事や育児を引き受けないで」とくぎを刺す。短時間勤務になると給料やボーナスが減る。長時間労働が評価されがちな職場なら、しっかり働いても評価は下がる可能性がある。「夫婦でキャリアに差が出かねない点を互いに納得しているか」と山口さんは問いかける。
夫婦で協力すると決めたら、復帰後に慌てないよう、今から夫に育児の時間を取ってもらおう。また、夫の助けが必要な時は、察してくれるのを待つのではなく、言葉ではっきり伝える。
迎え専門 残業不可
家事や育児の分担の仕方でも注意すべき点がある。例えば保育所の送り迎え。「朝の送りは夫、夕方の迎えは妻」という分担は一見、平等そうだが、「落とし穴がある」と山口さん。迎え担当は残業できないし、子どもの夕食、入浴、寝かしつけまで行うことになり、負担が大きい。「完全な平等は無理でも、週1回は迎えを夫に任せ、たまった仕事を片づけたり、自分を磨いたりする時間を持って」と助言する。
家事については、便利な家電やサービスを利用する手もある。「できないからと自分を責めなくていい。夫婦で納得できる方法を探ってください」
夫同伴のセミナー
女性社員がうまく仕事復帰するため、夫に意識改革を促す企業も出てきた。
花王(東京)が1、2月に開いた復職セミナー。参加した女性社員80人の半数が夫を同伴した。夫の多くは他社勤務だ。「子育ては夫婦で」という意識をつけるため、5年前から配偶者連れでの参加を勧める。
セミナーでは、「食事を作る」「洗濯物を畳む」など家事や育児が記されたシートに、夫がどれほど関わっているかを記入。これを見て、妻の負担の大きさを認識するという仕掛けだ。花王社員の妻と参加した証券会社の男性(31)は、「もっと家庭で過ごす時間を作らなければ」と反省する。
大日本印刷(東京)も同様のセミナーを開催。育休中の社員だけでなく、子どもを望む社員や3歳以下の子を持つ社員も対象者としている。2月下旬のセミナーでは、参加した男女70人の大半が夫婦ペアだった。
NPO法人ファザーリング・ジャパン理事の塚越学さんは、セミナーの意義について「親の介護などで時間に制約のある社員も増えており、多様な働き方に対応できる管理能力が今後さらに必要となる。育児を機に働き方を見直すことは、きっと役に立つ」と話す。
職場復帰する妻を持つ夫はどうすればいいか。「得意不得意はあってもいいので、できない家事は今のうちになくしておこう」と塚越さんは助言する。妻の復帰後は、家事で夫のサポートが必要になるからだ。
また、夫婦が互いの仕事のスケジュールを共有すると、分担がうまくいく。「各自の忙しい時とそうでない時が明確になり、どちらがやるかでもめなくて済む」と塚越さん。スケジュール帳に自分の仕事と家族の予定を両方書き込むと忘れにくい。(宮木優美)
仕事復帰で夫婦が意識すべきこと ・家事は完璧でなくてもいい
・できない時は、やらなくてもいい方法を探る
・長時間労働を見直す
・時間が許す限り、子どもに愛情を注ぐ
・助けが必要な時は、はっきり言葉に出す
・お互いのやり方を尊重し、やってくれたことに感謝する
・家族のスケジュールを共有する
(山口さん、塚越さんの話を基に作成)
車業界「女性に優しい店」
「甘く見られて高値をふっかけられた」「自分が客なのに店員は夫とばかり話す」――女性ドライバーの不満に応えると同時に、業界の商機を創出する団体が英国で注目されている。
マーケティング専門家ステフ・サビルさん(54)が2004年、英南部ウェストサセックスを拠点に始めた「フォクシー・ドライバーズ」だ。
業界と消費者の会員制クラブで、修理工場や販売店など業界側は「女性に尊大な対応をしない」との誓約書に署名、「女性に優しい店」の認定を受ける。年会費は250ポンド(約4万5000円)。毎年、女性客6人以上から好評価を得たと証明する必要がある。一方、女性客側の年会費は24ポンド(約4300円)。会員店での割引や保険料引き下げなどの特典がある。
設立のきっかけは、サビルさんの娘が約15年前、修理工場で不当な値段を請求されたこと。工場や業界団体に抗議したが、聞く耳を持たれず、女性客へのサービス向上に自ら取り組むことにした。
現在の会員は業界側約700店、女性客は約1万5000人。サビルさんは「車業界の男性中心主義を変えていく必要がある」と意気込む。(ロンドン 柳沢亨之、写真も)
密室はいかに裁かれるのか(7)~逆転判決で考える~
その言動は当然か自然か
- 密室で起きた同じ行動について全く逆の判断が出るのはなぜ?(写真はイメージです)
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密室でのセクハラの有無を判断する手法として、密室での出来事はもちろん、その前後の言動から「果たしてその主張が自然かどうか」を判断されることについて触れてきました。
つまり、事件前後の状況からみて不自然さはないか、問題が起きた後の被害者の行動に不自然さはないかなどが判断材料とされて、密室の状況が推定されるということです。
しかし、こうした判断のやり方には、当然のことですが裁く側の「不自然かどうか」を判断するための基準がなければなりません。つまり、「どう考えても不自然」と言うためには「自然であるための基準」を逸脱しているという判断が必要になります。
ところがセクハラは、他の犯罪とは違ってその「当然かどうか、不自然かどうか」の判断基準に個人差はもちろん、男女による受け止め方に大きな差が生じます。いわゆるジェンダー(本来の生理的な性差とは別に社会的につくられた性差、いわゆる“男らしさ”や“女らしさ”など)といわれる視点も問題になってくるということです。
微妙な不自然さで揺れたケース
男であろうと女であろうと誰が考えても「不自然」であるというような共通理解が成り立つケースは問題がないのですが、その不自然さが微妙なケースでは裁判官をも巻き込んで、判断は大きく揺れます。果して女性の取った言動は自然であったのかどうか、そんな揺れについて話題になった裁判でその判断ポイントについて考えてみることにしましょう。
1997年11月20日の夕刊で「密室でのセクハラ認定―東京高裁逆転判決」という大見出しが紙面を飾りました。いわゆる横浜セクハラ事件の上告審判決です。この裁判は、逆転判決という出来事だけでなく、その判断ポイントをめぐっても大きな話題となりました。
新聞によれば「『職場で肩や腰を触られたり、抱きつかれたりするなどのセクシュアル・ハラスメント(性的いやがらせ)の被害を受けた』などとして、横浜市南区に住む女性(31)が、かつて勤務していた建築会社の元上司(55)と会社、その親会社の大手総合建設会社の3者を相手に550万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の控訴審判決が20日、東京高裁であった」(朝日新聞)とされています。
視線の違い
見出しに「逆転判決」とあるように、原審である横浜地裁では「逃げたり、声をあげたりしなかったことなどを理由に、セクハラを受けたと主張する原告の供述は信用できない」とされて、請求のすべてが棄却されていました。
しかし、控訴審である高裁は、被害を受けたとされる女性の取った同じ行動について「女性が悲鳴を上げて助けを求めなかったからといって供述内容が不自然とはいえない」とまったく異なった判断を下しました。
そこには一体どのような判断の違いがあったのでしょうか。まさに、同じ事実について百八十度違う見解を出した理由は一体どこにあったのでしょうか。その背景には、同じ事実をまったく別の見方をするという視線の違いがあります。次回は、その違いが生じる理由について考えてみることにしましょう。
(次回は4月14日掲載予定です)