バドミントン、高橋が３年ぶりＶ 大阪国際

　

　

　　バドミントンの大阪国際チャレンジ最終日は５日、大阪府の守口市民体育館で行われ、女子シングルス決勝で高橋沙也加（日本ユニシス）が佐藤冴香（ヨネックス）を２―１で退け、３年ぶりに優勝した。

　　男子シングルス決勝では、２０１２年大会以来の制覇を狙った坂井一将（日本ユニシス）が韓国選手に１―２で敗れた。

＜プロ野球＞巨人高木勇がプロ初完投初完封 阪神打線２安打

　

　○巨人３−０阪神●（５日、東京ドーム）
　
　　巨人の新人・高木勇がプロ初完投初完封。直球、変化球ともに制球がさえ、阪神打線を２安打に封じた。打線は二回に亀井の犠飛などで２点先取し、七回に亀井のソロで加点。阪神は好投の藤浪を援護できなかった。
　
　　◇巨人・原監督の話
　
　　（高木勇は）力の入れどころが上手。プロ野球人としていいスタートを切った。（捕手の阿部も）リードのしがいがあったのではないか。
　
　　◇高木勇人投手　２５歳・巨人
　
　　九回２死から２人の走者を出したが、まったく動じなかった。「本当にうまい先輩が守っている。安心して投げた」。最後は西岡を得意のカットボールで遊ゴロに仕留め、プロ初完投を完封で飾った。
　
　　立ち上がりから直球、変化球ともにさえわたった。六回は、無死一塁から藤浪の投前へのバントを出足よく処理し、走者を二塁で刺すなど、走者を出してからのマウンドさばきも堂々としたもの。八回までは二塁さえ踏ませず、捕手の阿部も「全部が良かった。言うことなし」と絶賛した。
　
　　日ごろから、「自分らしく」と繰り返し口にしている。この日も、「野手の方に助けていただいた」と言葉は謙虚だったが、初めてバッテリーを組んだ大先輩の阿部のサインに首を振るなど、マウンド上では我を通した。その姿に、原監督は「自分を疑わず、しっかり自分の投球ができている」と目を細める。
　
　　ヒーローインタビューでファンへのアピールを促されると、迷わず言った。「僕は僕です」。三菱重工名古屋での７年にわたる社会人生活を経て、ようやくたどり着いたプロの世界では“自分らしさ”を追求し続ける。力強い決意表明だった。【平本泰章】

念願のリーグ戦デビューを飾ったミランFWスソ「これが始まり」

　

　セリエA第29節が4日に行われ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはパレルモと対戦し、2－1で勝利を収めた。
　
　　この試合で、今冬にリヴァプールから加入したFWスソが、セリエAデビューを飾った。スソは「リーグ戦デビューにとても満足している。チームのために、勝ち点3を獲得できたことも嬉しいよ」と喜びを示した。クラブ公式HPがコメントを伝えている。
　
　　スソは、インターナショナルウィーク中に行われたレッジーナとの練習試合で2ゴールを記録し、好調ぶりをアピール。先発出場とはならなかったが、後半途中からピッチに立った。スソは「ベンチにいる選手たちは常に準備を整えておかなくてはならない」とコメント。PKを献上し、同点とされた直後に投入されたスソは、「とても難しい時間帯に入った。でも、自分の準備ができていることが証明されたと思う」と、これまでの練習での姿勢が報われたと語った。
　
　　ミランの連勝は、昨年10月の第6節、7節以来となる約半年ぶり。「アウェーでの勝利は本当に重要だ。僕らは1試合1試合を大切に戦っていかなければならない」と勝利を喜ぶスソは、「僕にとってはこれが始まりだ。次（サンプドリア戦）はもっと上手くプレーしたいと思う」と意気込みを見せている。

敵将・名波監督が、リティが…カズ48歳弾を称賛「素晴らしいゴールだった」

　

　敵将・名波監督が、リティが…カズ48歳弾を称賛「素晴らしいゴールだった」
　[4.5 J2第6節 横浜FC2-3磐田 ニッパツ]
　
　　ジュビロ磐田の名波浩監督も、カズのJリーグ最年長ゴールには脱帽だ。
　
　　5日に行われた磐田戦に先発出場した横浜FCのFW三浦知良は、前半14分、MF小池純輝の右クロスを頭で合わせて先制点を記録。カズにとっては、2013年11月3日の松本山雅FC戦以来、2季ぶりのゴール。J最年長ゴール記録は、48歳1か月10日にまで伸びた。
　
　　敵将の42歳名波監督は、カズについて、「48歳とは思っていない。もし、14歳がスタメンで出たとしても、プロのピッチで戦っている以上、何の偏見も持っていない」とコメント。
　
　　ゴールを奪われたことについては、「通常のエースストライカーに先に点を取られただけという気持ちだった。おそらく、カズさんのメンタリティー的にも『敗けたら意味がない』という思いだったと思う。それを踏まえて、ハーフタイムには『まずは1点』ではなく、『とにかく勝て』と言った。勝ち切れと。カズさんのゴールは僕自身を奮い立たせてくれた」と話した。
　
　　ただ、「素晴らしいゴールではあったと思います」と、素直に称えることも忘れなかった。
　
　　この発言を伝え聞いたカズは、「20年前にこういう立場になることは考えられなかった」とおどけてみせると、「称賛の言葉は素直にうれしく思います」と笑顔を見せた。
　
　　また、観戦に訪れていた元西ドイツ代表で、横浜FC初代監督のリトバルスキー氏も取材に応じ、「ポジション取りも素晴らしかった。48歳の選手とは思えない」と驚きが隠し切れない様子だった。
　
　(取材・文　児玉幸洋)
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高木勇、堂々の初完封＝快投にも感謝忘れず－プロ野球・巨人

　

　 完封勝利を喜ぶ巨人の高木勇（右）と捕手の阿部＝５日、東京ドーム

　 　ルーキーの初完封を期待する大歓声を背に、巨人の高木勇は九回のマウンドに向かった。
　　簡単に２死を取った後、鳥谷に二塁打を許し、続く上本には四球。思わず天を仰ぐと、すかさず主将の坂本や井端が駆け寄って来てくれた。
　　最後の１１６球目は武器のカットボールで、西岡を遊ゴロに打ち取った。２安打でチーム一番乗りの完封にも、「結果的に完封になっただけ。助けてもらった場面が何度もあり、実感はない」。周囲への感謝は忘れない。
　　序盤から緩急を使いテンポ良くアウトを重ねた。終盤は「一球一球」と言い聞かせ、丁寧な投球を意識。九回２死までは二塁すら踏ませなかったが、「自分はすごい投手じゃない。自分らしい投球を引き出してくれたのは阿部さん」と謙遜した。
　　マイペースな性格。この日も直球の球速が突然１３０キロ台に落ちた際に心配してマウンドに駆け付けた阿部に向かって「あれ？」と一言。阿部も「俺に向かって言うんだから」と苦笑いするほどだ。
　　原監督は「投げっぷりが良くて見事。自分を疑わずに信じて投げている」と絶賛。強心臓の新人右腕が、チームに今季初の連勝をもたらした。