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薬はなぜ水で飲まないといけないのか
内服薬の注意事項には、「お薬は水かぬるま湯で飲んでください」と書かれているものがほとんど。「おなかの中に入ってしまえば、他の飲食物と混ざるんだし、何で飲もうと一緒だろう……」と思う方もいるかもしれません。でもこれは大間違い。思わぬ副作用を起こしたり、期待される効果が出なかったりとデメリットが大きいことを覚えておきましょう。薬剤師が中心となって活動している日本医薬品情報学会に注意点を挙げてもらいました。
■水なしで飲むと食道にくっついてしまうことも
薬はコップ1杯の水で飲むのが常識です(c)Andrzej Wilusz-123rf
錠剤やカプセル、粉薬を飲むときは、「水かぬるま湯で飲む」ことが基本です。
まず、内服薬は口の中で唾液や水と混ざり、食道を通って胃に運ばれます。水を含まずに薬だけを飲み込むと、食道や胃の粘膜に直接触れ、それが刺激になって粘膜に障害(潰瘍や出血)を起こすことがあります。特にゼラチン製の殻に入ったカプセルは、唾液など少量の水分ではベタベタして、のどや食道に引っかかりやすくなるので注意が必要です。
また、内服薬の周りに水分があると、有効成分が溶け出しやすくなります。そのためには、コップ1杯(180~200ミリリットル程度)の水やぬるま湯と一緒に飲むとよいとされています。メーカーは、水と一緒に飲んだ場合を想定して安全性を担保しています。
では、有効成分の働きを邪魔したり、増強させる飲料にはどのようなものがあるのでしょうか。
・アルコール
アルコールは多くの薬の働きに影響を及ぼします。絶対にお酒で薬を飲んではいけません。特に催眠鎮静薬や抗アレルギー薬と一緒にお酒を飲むと、作用を増強させてしまい、強い眠気や意識障害を引き起こす危険性も考えられます。
このほかに、薬とアルコールの相互作用として、有効成分の血中濃度の上昇による作用・副作用の増強、中枢神経の抑制による呼吸抑制や心停止、アルコールの分解を抑制することによる頭痛、嘔吐(おうと)、顔面紅潮、血管の拡張による起立性低血圧や失神―などが挙げられます。
・カフェインを多く含む飲み物(緑茶、紅茶、コーヒーなど)
中枢神経を刺激するカフェインも、薬との相性が良くない物質の一つです。鎮咳去痰薬(せき止め)に配合されているテオフィリンやアミノフィリンは、カフェインと同じ系統の成分であるため、カフェインを多く含む飲み物と一緒に飲むと作用が強く出てしまい、不眠やふるえ、吐き気などを引き起こします(禁忌に相当)。また、かぜ薬やせき止めに配合されている、麻黄(まおう)やエフェドリンでは作用が強められ、不眠や不整脈、情動障害(気分の落ち込みなど)といった症状が表れることがわかっています。コーヒーや紅茶などを飲んだ場合、30分以上空けてから薬を飲むようにしてください。
ドリンク剤の中にもカフェインを多く含むものあります。「どうせおなかのなかで一緒になるのだから……」と横着をせず、内服薬は別に水で飲むようにしましょう。
・牛乳
カルシウムやたんぱく質を豊富に含む牛乳は、薬との相互作用を引き起こしやすいので注意が必要です。抗生物質の中には、有効成分が牛乳中のカルシウムと結合して、効果が半減してしまうものがあります。
また、牛乳はアルカリ性で、胃酸を中和する働きがあります。ところが、胃の中の酸性度が下がると、胃酸から薬を守るためのコーティングが破壊されてしまう薬があります。特に、腸での効果が期待される便秘薬などは、牛乳で服用すると胃の中で錠剤を覆っているコーティングがはがれてしまい、有効成分が溶け出してしまいます。
・ジュースやスポーツ飲料、硬度の高い水
ジュースやスポーツ飲料でも、薬の働きに好ましくない影響が出ることがある (c)patrickhastings-123rf
特に、グレープフルーツジュースは、薬の代謝酵素の働きを弱める有機化合物(フラノクマリン)を含むため、薬の代謝に時間がかかってしまい、効果を増強させることがわかっています。主に、降圧薬(カルシウム拮抗薬)や抗血小板薬といった、医療機関で処方された薬では注意が必要です。
また、スポーツ飲料水は、カルシウムなどのミネラルが含まれているために薬の成分を弱めることがあります。ミネラル分が多く含まれた硬度の高い水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分によって一部の薬では吸収が悪くなることがあるので要注意です。
■薬が飲みにくい場合は?
粉薬はむせてしまって飲みにくいという場合には、オブラートに包んで飲むとよいでしょう。また、錠剤が大きくて飲みにくいという方は、薬を割ったり、かんで服用するのではなく、粉薬や小さい錠剤の製品に変えることをお勧めします。薬を飲みやすくする服薬補助ゼリーを使ってみるのもよいでしょう。
最近では水なしで服用できるフィルムタイプの市販薬など、飲みやすく工夫された製品が多く登場しています。お薬の飲み方に悩みのある方は、ぜひ、薬剤師や登録販売者にご相談ください。
Profile 一般社団法人日本医薬品情報学会 OTC情報委員会
日本医薬品情報学会(JASDI)は、薬剤師が中心となって医薬品情報学に関する教育や研究を行うことで、薬学・医学・医療の進歩向上、国民の健康に貢献することを目的として活動しています。本会のメンバーは病院や街の薬局で働く薬剤師、薬学系大学教員、製薬や医薬品流通関連企業、薬事関連行政担当者などです。主な活動として、学会機関誌JJDIの発行、学術大会・学術フォーラムの開催、一般向けの公開講座、医薬品情報学に関する教育・研究の支援、専門薬剤師の認定などを行っています。
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神奈川県・横浜赤レンガ倉庫にアップルパイ専門「GRANNY SMITH」オープン!
ファンゴーは4月7日、横浜赤レンガ倉庫(神奈川県横浜市)に「GRANNY SMITH APPLE PIE & COFFEE(グラニースミス アップルパイ&コーヒー)」横浜店をオープンする。
「GRANNY SMITH APPLE PIE & COFFEE(グラニースミス アップルパイ&コーヒー)」のアップルパイ「ダッチ クランブル」(400円~)
「GRANNY SMITH APPLE PIE & COFFEE」横浜店外観イメージ
同店は、2012年に東京都世田谷区で開業したアップルパイ専門店。「ダッチ クランブル」(400円~)など味も見た目も違う7種類以上のアップルパイや、厳選した紅茶、「小川珈琲」の豆を使ったコーヒーなどをそろえ、旬の食材を使った季節限定メニューも展開しているという。
今回オープンする横浜店は3店舗目となり、みやげにも最適という横浜赤レンガ倉庫限定のアップルパイを商品ラインアップに新たに加える。また、「アップルコブラー」(700円)や「アップルキッシュ」(850円)などのイートイン限定メニューや、バリスタが提供するドリンクメニューにも横浜店限定の味を加えるとのこと。
「アップルコブラー」(700円・画像は通常メニュー)
「アップルキッシュ」(850円・画像は通常メニュー)
店内にはアンティークの家具を配置し、既存の2店舗でも表現した「グラニースミス」の世界感を引き継ぐ。「アメリカの田舎の『おばあちゃんの家』」のような温かみのある雰囲気となるという。オープンエアーのテラス席を含む50席を設け、さまざまな人がカフェとしてくつろげる空間を目指したとのこと。
また、4月7日のオープンから3,000円(税込)以上の買い物をした先着100人に、オープン記念のノベルティーとしてオリジナルミニトートバッグをプレゼントする。
ノベルティーのオリジナルミニトートバッグ
同店の営業時間は11:00~21:00(施設の営業時間に準じる)で、無休となる。
※価格は全て税込
東京都・北千住のカプセルホテルはあまりの豪華さ快適さにびっくり!
「これを男性限定にしておくなんてもったいない! 」。2014年9月に東京都足立区にオープンした「カプセルホテル SLEEPS北千住」へ初めて訪れた際に抱いた感想だ。様々な路線が乗り入れる注目の北千住駅の千代田線出口から徒歩2分。外見からして、カプセルホテルのイメージを覆すモノトーンのデザインが印象的である。
「カプセルホテル SLEEPS北千住」は2014年9月にオープン
バーにサウナ付き大浴場も
館内に入るとスタイリッシュながらウッディな暖色を配し、”癒やし”のイメージも演出。カプセルホテルでは初めて見る「お持ち帰りスリッパ」の採用をはじめとし、清潔感を気遣う館内。キレイ好きな女性にも好まれることを確信したのだった。
フロントにも高級感が漂う
お持ち帰りスリッパ
美しい洗面周り
更衣室の天井
カプセルホテルといえば食事処は定番だが、そこは大衆食堂といったイメージがある。つまみでビールをあおるおじさん、といったところをつい想像してしまう。ところがこちらにはオシャレなバーまで設けられている。これまた女性同伴が似合うスペースだ。
つい長居してしまいそうになるバーも設置
高級ホテルの会員制スパのような更衣室の奥は、まるでリゾートホテルにいるような大浴場。サウナにジェットバス、水風呂なども併設。ゆっくり癒やされていく。もちろん、ボディーケアも完備。専門の施術師によるボディーケア・フットケア・リンパケアと充実の内容だ。
大浴場ではまるでリゾートにいる気分に
カプセルスペースは抜群の寝心地
カプセルスペースは就寝場所のため照度に気遣うスペースであるが、これほどセンス良い照明はカプセルホテルでは希有である。全体的にダークトーンでまとめられていることに加え、カプセルユニットの質感も高級感が漂う。
センスの良さが光るカプセルスペース
カプセル内はシーツやピローケースが「張力」をもってセット。この張力にも、カプセルホテルの実力が現れている。見た目も肌触りも気持ち良く、寝心地もこれまで経験したカプセルホテルでは上級クラスだ。
肌触りのいいピローで朝までぐっすり
リラクセーションルーム(休憩室)には、大ぶりなリクライニングソファが並ぶ。カーテンで区切られているのでプライベート感も抜群。漫画約4,000冊にパソコンブースまでも。ゆったりくつろげそうだ。
オープニングキャンペーンとして8月末まで、通常4,100円~4,900円のプランが、何と全室3,300円で泊まれると大きくエントランスに掲示されていた。しかも、チェックイン14時、チェックアウト13時と利用できる時間が長い。全てが驚きである。
もちろんカプセルホテルは大人の施設だが、これほど”大人”が似合う空間を演出するカプセルホテルは貴重と言えるだろう。こちらは男性限定のカプセルホテルのため女性に利用してもらえないのが残念なところ。ぜひ、女性にもサービスを拡大していただきたい。
※記事中の情報は2015年3月取材時のもの
筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。
「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
抗生物質、気軽に飲むと危険!重篤な副作用の恐れ 大腸炎、腎障害、けいれん…
季節の変わり目にあって、日々の気温変化が激しくなってきました。体調管理が難しく、風邪をひいたりする人も多く現れる時季です。夜桜を見に出かけ、寒さで体調を崩す場合もあるでしょう。
そのような場合に、病院で診察を受けると抗生物質を処方されることが多々あります。抗生物質は、ウイルスや細菌を殺したり増殖を防ぐ効果がある薬剤です。同様の働きをなす薬剤で抗菌剤と呼ばれるものもありますが、天然由来の物質から成分を取り出したものが抗生物質、化学的に合成したものが抗菌剤と分けられています。両方合わせた薬剤を抗生剤と呼ぶこともあります。
普段は意識していませんが、私たちは日々さまざまな細菌と暮らしています。体の内外に無数の微生物が存在し、特に大腸の中には100種類以上の菌が約100兆個もいるといわれています。
一方で、外部から体内に菌が侵入すると、途端に体調に異変を来すことがあります。そのため、体には菌の侵入を防ぐ防御機能があります。皮膚の表面にある角質層や皮脂、鼻やのどなどの粘膜は、その代表です。胃や腸にも殺菌効果作用が備わっており、普段は菌が増殖しないように体内の免疫システムが働いているのです。
ところが、体の免疫システムが破られた場合には、病気を発症するのです。そこで、その侵入・増殖した細菌を殺すために抗生物質を使います。
理論的には正しいのですが、抗生物質は悪い細菌のみならず、本来体を守るための、もともと体に棲みついている細菌も殺してしまうので、使い方によっては体の持つ免疫機能を低下させてしまいます。そうなると、感染症にかかりやすくなったり、抗生物質に依存しなければ体調を崩しやすくなるなどの悪影響が出てきます。
●抗生物質の適切な使い方
そこで、抗生物質の適切な使い方を学びたいと思います。まず、処方されたからといって、安易に抗生物質を飲まないことが重要です。たいていの病気は、1日から数日安静にすれば体の持つ免疫システムによって回復します。どうしても安静にしていられない事情がある場合や、安静にするだけでは回復が見込めない場合のみ使用するべきでしょう。
また、使用する場合は、しっかりと用法を守って服用し、細菌を死滅させることです。1度飲んで、症状が軽くなったからあとは飲まない、というのが最も危険です。悪い菌と良い菌を両方殺す抗生物質を飲んだ場合、免疫機能も弱っているわけですから、悪い菌が死滅するまで抗生物質を飲まなければ、再度増殖し病気が慢性化する危険があります。
従って、「できるだけ飲まない、飲むときはしっかり飲む」の姿勢が重要です。ただし、体力が落ちている場合、免疫力がもともと弱い人(胃腸が弱い人など)、栄養状態が悪い人、コレステロール値が低い人は、抗生物質が効きにくい場合があります。
抗生物質は非常に効果の高い薬ですが、その分副作用も大きいため、十分に注意して使いましょう。「体調が悪いから、念のため抗生物質を飲んでおこう」などと気軽に服用するのはやめるべきです。
アナフィラキシー(ショック症状)、薬疹、大腸炎、腎障害、けいれん、アレルギーなどの重篤な副作用が起きることもあります。また、抗生物質を常用すると、体内に耐性菌が生まれることもあります。そうなると、いざという時に抗生物質が効かなくなります。有用であるからこそ、本当に必要な時の切り札として、とっておきたい薬です。
(文=ピカケ/薬剤師)
中国のミサイル装備が劇的に増強、もはや日米は200発で弾切れ
いくら中国の軍拡が進んでも、なんだかんだで米軍が守ってくれるから日本は大丈夫――。中国の急速な軍備拡張により、そんな日本人の“楽観的な常識”が、いよいよ通じない時代になってきた。
これまで日本周辺の海域は、米海軍のミサイル迎撃システムが目を光らせてきた。しかしイスラム国やロシアの脅威に手いっぱいのアメリカは「日本の自衛隊に期待する」と米海軍艦隊司令官が発言するなど引き気味…。(関連記事はこちら→http://wpb.shueisha.co.jp/2015/03/25/45567/)
ワシントンの国防系シンクタンク上席研究員から上記の迎撃システムでは対応不能というレポートも発表され波紋を呼んだばかりだ。中国軍は、これを無力化するだけの物量でミサイルを所持しているという。
軍事ジャーナリストの古是三春(ふるぜみつはる)氏はこう語る。
「最も多いのは、1980年前後のアフガニスタン紛争で、ソ連と戦うムジャヒディン(民兵)に供給するため大量生産したミサイル。最高速度マッハ0.9程度と、性能はさほどでもありませんが、空対艦と艦対艦を合わせて7千発ほど保有しています。
さらに、もっと高性能な艦載ミサイルもある。8隻のキロ級潜水艦に最高速度マッハ2.9のシズラー巡航ミサイルを推定200発保有。また、5隻のソブレメンヌィ級駆逐艦に最高速度マッハ2.5のモスキート対艦ミサイルを100発保有しています」
まだ終わりではない。さらなる“切り札”の存在について、古是氏が続ける。
「米海軍が特に警戒しているのが最近確認されたYJ-12対地対艦巡航ミサイルです。射程は400kmで速度は最高マッハ3.5。宮古島付近にたびたび出現するH-6爆撃機からの発射実験に成功しており、現在の保有数は50発ほどですが、その気になれば100発から200発はすぐ量産できるでしょう。
そして、最も強烈なのがDF-21対艦弾道ミサイルです。これは台湾海峡に米空母艦隊を入れないための“空母キラー”で、最大射程は3千km。なんとマッハ10で飛んできます。
撃たれてから対処する現在の日米艦隊の体制でも、マッハ1未満の亜音速ミサイルなら対空ミサイルとCIWS(艦載防空システム)の組み合わせで撃ち落とせる。しかしマッハ2から3、あるいはそれ以上となると対空ミサイルで迎撃しそこねた場合、そのまま命中してしまう危険性があります」
そもそも、日米連合艦隊の対空ミサイル保有数は推定400発。通常、相手のミサイル1発に対して防衛側は2発を発射し迎撃するので、単純計算すると200発のミサイルを撃ち込まれれば“弾切れ”になってしまう。
中国側があり余るミサイルを最大限利用し、日米艦隊に総攻撃をかけるシナリオをシミュレーションしてみると、中国がミサイルを撃ち尽くす前に日米艦隊の迎撃ミサイルは早々に尽きてしまう。
それからもわかるように、中国側が本気で来れば多勢に無勢。現在の日米の防衛力では、とても中国にかなわないのだ。
(取材・文/小峯隆生)