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”ワルプルギスの夜”の由来は? 大阪文化館・天保山開催の『魔女の秘密展』がガチだった [オタ女]
宮崎駿監督の名作『魔女の宅急便』や、一大旋風を巻き起こしたアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』など、現代日本の物語にはしばしば”魔女”が登場します。海外でも『ハリー・ポッター』シリーズに代表されるように、魔法を題材にした作品が数多くありますし、グリム童話には魔術を使って人間を動物や石などに変えるような怖い魔女と出くわすことも。今ではすっかり身近な存在といえるかもしれません。
ですが、なぜ空を飛ぶ時にホウキに跨るのか? どうして三角帽子を被っているのか? ……そういった謎に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
そのような、ヨーロッパにおける起源や歴史、現代での受容のあり方までを網羅した『魔女の秘密展』が、大阪文化館・天保山で開催中。ドイツ・オーストリア・フランスの30ヶ所以上の美術館・博物館で所蔵されている約100点の作品が展示されているほか、魔女裁判の再現や日本の人気マンガ家の原画の展示まで、”魔女”の過去から現在までを一挙に体感することができます。
※すべての画像が表示されない場合は下記URLからご覧ください。
http://otajo.jp/46472
大阪文化館・天保山の入口前でまず目に入るのが、大きなホウキ。黒いマントや三角帽子を着用して、”魔女”になりきって空を飛ぶような記念撮影もできるようになっています。
(アルブレヒト・デューラー ≪空を飛ぶ魔女≫ 1500-1503年 ローテンブルク、中世犯罪博物館)
(c)Mittelalterliches Kriminalmuseum in Rothenburg ob der Tauber
ところで、”魔女”はホウキでいつでもどこでも好きなところに飛んで行けると思っていませんか? この展示を監修したドイツ文学者の西村佑子さんは、「行き先を勝手に決めたり、途中下車したりすることはできない」といいます。ではどこに行くのか、というと、悪魔が催すサバト(黒ミサ)に参加するため。ヨーロッパの”魔女”は、ホウキに限らず、ヤギや豚、火かき棒にも乗って飛んでいきます。
『魔女の秘密展』では、ドイツルネサンス期に活躍した画家アルブレヒト・デューラー(1471-1528)の雄ヤギに乗った魔女の図や、空を飛ぶ効力があるという軟膏を塗ってもらっているうら若い魔女の絵なども見ることができます。これまでの魔女像とは、ちょっと違った印象を覚える人もいるのではないでしょうか。…