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「ミヤネ屋」に完敗も…フジ昼番組「グッディ」滑り出しの評価
今週月曜(3月30日)に火蓋が切って落とされた平日午後のワイドショー戦線。東京では「ミヤネ屋」1局から一気に3局で放送がスタートする混戦模様だが、やはり注目は安藤優子(56)率いるフジテレビの新番組「直撃LIVE グッディ!」だ。
初回視聴率は3.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。迎え撃つ宮根誠司(51)の日テレ系「情報ライブ ミヤネ屋」は7.3%と“ダブルスコア”負けを喫したが、日頃は10%前後をとる「ミヤネ屋」に一矢報いた格好となった。ちなみに3局の残りひとつ、系列局のCBCが制作するTBS系「ゴゴスマ―GO GO! Smile!」は2.9%だった。
宮根の“刺客”選びに難航した「グッディ」は、「お払い箱にする前のイチかバチか」(フジ関係者)でベテランの安藤を起用。毒をもって毒を制す作戦に打って出たのが「吉」と出たようだ。
放送ライターの堀江南氏が言う。
「報道からワイドショーへ“都落ち”した安藤さんの並々ならぬ本気度と必死さが伝わってきました。早くもプロ野球選手との恋愛を振られ、あたふたするミタパンこと三田友梨佳アナの姿が見受けられましたが、安藤アナがミタパンをどのように調教していくのか。ひとつの見ものになりそうです。相方の高橋克実の使い方しかり、番組自体の方向性がイマイチ定まっていなかったり、課題はありますが、『ミヤネ屋』の関西ノリの下衆さが嫌いという人は少なからずいて、視聴者にとって選択肢が増えたことが何よりも喜ばしい」
■はしゃぐ“お局”にどれだけ視聴者がつくか
安藤は前進あるのみだが、「やっぱり“午後はミヤネ屋”と定着した視聴習慣を覆すのは容易ではない。まして“ながら見”も多い時間帯で、生放送に不慣れな俳優のぎこちなさを楽しんだり、首切りを恐れて芸能ネタにも興味シンシン風を装い、はしゃぐお局にチャンネルを合わせたい視聴者がどれだけいるのか」(コラムニストの今井舞氏)という声もある。
鳴り物入りでスタートしただけに、1年後、「古畑任三郎」の再放送に戻ってなければいいが。