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「海のトリトン」サントラが初CD化決定、ハイレゾ配信とLP発売にも注目
1972年にテレビ放送されたアニメ『海のトリトン』は、手塚治虫の原作を富野喜幸(現・富野由悠季)監督らのスタッフのもと映像化した作品だ。トリトン族最後の生き残りであるトリトンとポセイドン族と戦いを描いたSFファンタジーである。その衝撃的ラストは、『海のトリトン』を傑作として世に知らしめた。
作品の魅力はそれだけにととどまらない。「GO! GO! トリトン」などの主題歌などの故・鈴木宏昌による音楽もそのひとつである。その音楽が2015年、新たなかたちで世に届けられることになった。
日本コロムビアは、過去の名作・傑作アニメのなかで商品化、CD化されていない音源を収録する新シリーズ「Columbia Sound Treasure Series」をこの4月にスタートする。その第一弾として『海のトリトン』『おれは鉄兵』『ルパン対ホームズ』のタイトルを発表した。
4月29日に『おれは鉄兵』、6月24日に『ルパン対ホームズ』、7月29日に『海のトリトン』を発売する。さらにその後は『忍者キャプター』や『キャンディ・キャンディ』などの続く予定だ。
『海のトリトン』はその目玉のひとつと言っていいだろう。本作のサントラは長らくCD化されていなかった。今回は2枚組CDでその音楽を復活させる。
さらに注目したいのは、CDに続き8月26日にLPの発売と、さらにハイレゾ配信も開始することだ。近年、LPの静かなブームがアナログ回帰として注目されているが、アニメでもそれが実現する。こちらは完全生産限定版となる。
さらに新たな音楽の楽しみかたとして注目されるのがハイレゾだ。こちらは迫力のある音を届ける。様々なかたちで、『海のトリトン』の音楽が蘇る。
一方、『おれは鉄兵』は、スーパー戦隊シリーズや宇宙刑事シリーズでお馴染みの渡辺宙明による音楽であるのが見逃せない。保管されていたDATマスターから音源を抽出、最新デジタルリマスターを施した。オープニング「おれは鉄兵」とエンディング「カニさんカニさん」のテレビサイズの他、初商品化の音源も収録した。
『ルパン対ホームズ』は1981年にテレビアニメスペシャルとして放送された作品だ。テレビアニメスペシャルのサウンドトラックの長年後の初CD化は貴重な機会だ。音楽は故・玉木宏樹が手がけた。
日本コロムビア[Columbia Sound Treasure Series]特設サイト
http://columbia.jp/soundtreasure/
■ おれは鉄兵 オリジナル・サウンドトラック
発売日:2015年4月29日
価格: 3,500円+税 CD2枚組
■ ルパン対ホームズ オリジナル・サウンドトラック
発売日:2015年6月24日
価格: 2,800円+税 CD1枚
■ 海のトリトン オリジナル・サウンドトラック
発売日:2015年7月29日
価格: 3,500円+税 CD2枚組
完全生産限定盤LP 8月26日
ハイレゾ配信開始 8月26日。
『おれは鉄兵』
(C)ちばてつや/日本アニメーション
『海のトリトン』
(C)手塚プロダクション