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「親の顔を見たほうがいい」夕刊紙のアイドリング!!!記事にファンが激怒

「親の顔を見たほうがいい」夕刊紙のアイドリング!!!記事にファンが激怒

 

 9月の解散をスッパ抜かれたアイドルグループの「アイドリング!!!」が、今度はメンバーのルックスをコキ下ろされるという破目に遭っている。しかも、親の顔にまで言及されており、ファンの怒りを買っているのだ。

 その記事は「日刊ゲンダイ」が3月4日に掲載した〈世間にも飽和の空気「アイドリング!!!」解散の“衝撃と波紋”〉というもの。その内容は、所属グループを離れたアイドルが芸能界で生き残るのは至難の業であり、「引き際の見極めが重要かもしれません」と評しているものだ。

 論調がやたらと上から目線なのはともかく、アイドル批判としてはごく平凡な内容。「アイドリング!!!」に対しては、解散がリークされたことで閉店セールに水を差されたと結んでおり、ここで記事が終わっていれば、なんということはない芸能記事であった。

 だが、そのあとの結びが酷かった。アイドリング!!!のメンバーたちが気の毒と書きつつも、「自分が本当にアイドルに向いているかどうか、産んでくれた親の顔を見たほうがいい」と締めくくっているのである。そこまでの論旨とはまったく関係なく、暴言ともいうべきルックス批判で結んでいるのだ。

 この記事に憤慨した芸能ライターが語る。

「これは要するに、『お前らはアイドルに向いていないブサイクだ』と言っているのと同じこと。ネット掲示板じゃあるまいし、マスコミが記事で書く文章とは思えません。しかも本人相手に留まらず、彼女たちの親御さんに対しても『親がブサイクだから娘もブサイク』と言っているようなもの。この記者は、彼女たちの親の顔を見たことがあるのでしょうか?」

 この記事に対してはファンから怒りの声が続出。ネットには「言葉の暴力だ」「親をダシにするなんて倫理的に問題」などの批判が並び、なかには「俺はアイドリング!!!好きじゃないけど、この記事はひどすぎ」と外部からの批判も寄せられている。また、この文章を逆手にとって、「この記者は文才があるかどうか、親の才能を見たほうがいい」と皮肉るファンも。

「そもそも現代のアイドルにとって、ルックスは最重要ポイントではなくなっています。可愛いに越したことはありませんが、グループのエースがルックスでは二番手以下というのはよくある話。『アイドリング!!!』で最も成功している菊地亜美も、ルックスではなくトーク力で人気を博していました。芸能界で活躍している女性タレントにしても、ルックスだけで勝負しているわけではないのは常識のはずです」(前出・芸能ライター)

 ともあれ、「親の顔を見たい」と締めくくる記事は珍しくないものの、このフレーズが顔の見た目を意味しているわけではないのは明らか。だが、日刊ゲンダイの記者はもしかしたら字面通りに「親の顔を見たい」のかもしれない。

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