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【ライヴレポ】超特急の宇宙旅が終焉!試練に打ち勝ったツアーファイナルでエナジーチャージ満タン!!
昨年12月に1stアルバム『RING』をリリースした超特急の春のホールツアー『BULLET TRAIN ONEMAN SHOW SPRING HALL TOUR 2015 “20億分のLINK 僕らのRING”』が10日、東京・NHKホールで最終日を迎えた。シングルをリリースする度に、様々なビジュアルで楽しませてくれる彼らのライヴは、8号車(ファン)との絆を深めながら、高い目標に向かって突き進むといったストーリー仕立てとなっている。そして、今回の舞台は宇宙。スクリーンに映し出されたハリウッド超大作風の、どこかで見たようなSF映画のタイトルバックと壮大なBGMとともに、彼ら7人の乗る宇宙船「超特急号」は、巨大惑星「ア・リーナ」を目指してスターダスト銀河へ向かう。
超特急のホールツアーファイナルの様子
メンバーカラーのペンライトを手に準備万端な8号車の前に、黒いマントにマスク姿の7人が登場。重いビートと転調で揺さぶりをかける「Gravitation」で、8号車が大きくうねり、コールが轟き渡った。続く「Superstar」ではメンバーがひとりずつマスクを外し、高まりを見せたところで、「What’s going on ?」へ。サビでの8号車のクラップのタイミングもバッチリだ。バックボーカルのコーイチ、タカシの伸びやかな歌声に、メインダンサーであるカイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、ユースケの激しいながらもどこかキュートでコミカルで、オモチャのような動きと8号車との連携プレー。MCでの自己紹介を含めて、超特急のライヴの中毒性は、ステージをただ眺めるのではなく、積極的に参加し、一緒に作り上げていく楽しさにある。
「Star Gear」「Time Wave」「Kura☆Kura」と、ステージの照明を落とし、レーザーや光るサングラスと彼らのフォーメーションダンス、ポップアップといった演出で順調な航海をみせていた彼らの前に、突如として全身黒タイツの戦闘員が現れ、ダンスバトルへ。アクションを交えた振りで蹴散らしたものの、ぐったりして床に膝を突くメンバーたち。なんと、満タンだったはずのエナジーリング(ステージセットの中の円型の点滅ライト)が破壊され、ゼロになっていた!スクリーンには宇宙海賊KABA.(KABA.ちゃん)が現れ、いきなり芝居パートに。「おい、みんな行くぞ!」(メンバー)「オー!!」(8号車)と、ジャックされた宇宙船を奪回すべく、8号車とともに試練に挑んでいく。
「僕たちはどんな試練にも立ち向かうぜ!」(ユースケ)と、「Burn!」のキレッキレのダンスと一糸乱れぬコールで応戦。第一の試練「モンスターボックスを飛び越えろ」では、「Believe×Believe(ビリビリ)」中にツアー中最高峰という15段の跳び箱をユーキが見事にクリア。第二の試練「胸キュン・フレーズ対決」は、「Kiss Me Baby」中にスクリーンに映し出されるスロットで当たったメインダンサーの5人がひとりずつ、胸キュンなプロポーズ台詞を言うという大喜利タイム。「お前、かわいすぎて我慢できねぇ。俺の嫁になれよ」(タクヤ)「俺、お前を愛してる。だから、一生俺の一番でいてくれない?」(カイ)「今年でもう21(歳)か。結婚とか考えないとな。でも結婚願望ないんだよなぁ…お前としか」(リョウガ)「8号車の笑顔、俺に一生守らせてくれないかな。結婚してください!(ペコリ)」(ユウキ)「幸せって、君と一緒にいることだと思う。僕と結婚してください」(ユースケ)と渾身のプロポーズ大作戦!(もれなく8号車の悲鳴が続く)曲終わりには、「ちゃんとカッコいいプロポーズできるやないの!」と、コーイチがそれぞれの感想を言いながらコメントを取っていく。KABA.による結果発表で、一番キュンキュンさせたのはタクヤに決定!
が、試練はまだまだ続く。「Secret Express」では、なんとタクヤを残して6人のメンバーが戦闘員に連れ去られ、洗脳されてしまうという展開に。ピンスポットで立ちすくむ孤独なタクヤの小芝居から、コーイチ、カイ、リョウガはBボーイな装いでHIP-HOPナンバー「BAD BOYZ」を。さらにデカリボンにフリフリスカートのユーキ、ユースケ、タカシによる女装ユニットが「トキメキヒロイン、“コロン”です!」と、アイドルソングを歌う。余興風味のこの催しに、8号車は「かわいい!」と大盛り上がり。ひとり残されたタクヤはメンバーへの想いを込めて演歌テイストの「Cosmic 岬」を熱唱し、体育座りで黄昏れる。「みんな、戻って来てくれ!」と悲痛な叫びがメンバーに届き、ミュージカル風に進行していくライヴもいよいよ後半戦へ。
パワーの源“エナジーリング”を満たすべく、歌とダンス、8号車のコールがさらに冴え渡る。一見ふざけているようでいてガチなダンスに華麗なる跳躍と、“非アイドル”ならではの見せ場の連続だ。「ikki!!!!!i!!」では、入場時に配られ、8号車がメッセージを書いたエナジーボール(ピンポン球)が客席を降りたメンバーによって回収され、選ばれた1つを攻撃として放ち、KABA.を撃退する。
とここで、まさかのKABA.ちゃん本人がステージに現れ、今後の活動の告知に。小室哲哉と前山田健一による両A面シングルリリース、初海外開通ジャカルタでのライヴ、HMVとのコラボ企画ライヴのニュースに8号車は大盛り上がり! 本編ラストの「Bye Bye Bye」で彼らは感謝の気持ちを込めて手を振り、8号車もこれに応えてペンライトを振り、超特急の宇宙の旅は終焉を迎えた。アンコールは四つ打ちのゴリゴリのダンスナンバー「One Life」からの「走れ!!!!超特急」で、最後は全員で大合唱。娯楽魂とサービス精神のカタマリのような構成とパフォーマンス、そして8号車の連結力によって、完全燃焼かつ新たなエナジーチャージにもなったツアーファイナルであった。
写真/米山三郎(SignaL)、文/根岸聖子