【華流】ジャッキー・チェン、「この先５年は引退しない」と宣言

　

　香港で取材を受けた成龍（ジャッキー・チェン）が、今後５年間は引退しない心境を明かしたという。最新作が中国ほかでヒット中で、新作オファーが絶えない現状から引退を先延ばしにしているようだ。台湾メディアのＴＶＢＳは、香港の報道を参考にジャッキーの近況を伝えた。
　
　　息子・房祖名（ジェイシー・チャン）が大麻問題で逮捕され６カ月の刑期を終えて出所後、家族関係に変化があったと認めたとのことだ。だがジャッキーは多くを語らず、１００作以上の出演作の中で、ジャッキー自身は『奇蹟／ミラクル』が好きだという点を明かしたとのこと。
　
　　「ゲスト出演してくれる友人たちを探し、カメラ１台で７日間撮影しました」と話し、８９年に制作し今は亡き梅艷芳（アニタ・ムイ）がヒロインを務めたこの作品を懐かしんだそうだ。また間もなく６１歳の誕生日を迎えるにあたって、自身の映画人生を振り返ったという。「今後５年間は引退するつもりはありません」という、宣言も飛び出した。
　
　　だが「もし飛行機事故で命を失うことになれば思い残す事はない」と、具体的に語ったという。現在中国で上映中の『天将雄獅（英語タイトル：Ｄｒａｇｏｎ　Ｂｌａｄｅ）』が人気で、「興行収入が５億元（約９７億円）を突破したので、この記録はしばらく破られないはずだ」と自信たっぷりに語り、最近は撮影のプレッシャーを感じないと明かしたそうだ。
　
　　年齢的な問題からアクションシーンの撮影はこなせるのか、いつまで俳優を続けるつもりかといった質問を受けることが多くなったジャッキー。怪我などのアクシデントがない限りは主演を始め、映画製作を継続すると思われる。息子の不祥事でプライベートでも注目を浴びることが多くなってしまったが、「以前財産は息子に残さない方針だったが、発言を撤回した」件も伝えられた。
　
　　息子であるジェイシーとの親子関係が、最近良好になっているというジャッキー。ジェイシーの逮捕によって父親としての責任感やジェイシーの成長を感じ、家庭生活や自身のあるべき姿について考えたのかもしれない。今後どのように活動し、父親の立場で時間を過ごしていくのか、社会生活も私生活も大衆の大きな関心ごとになりそうだ。（編集担当：饒波貴子）（写真は「ＣＮＳＰＨＯＴＯ」提供、２０１４年６月撮影）
　
　
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