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エヴァ庵野&樋口の強力タッグで新作ゴジラ=「オタクパワー」炸裂に期待
映画「ゴジラ」最新作の総監督を務める庵野秀明さん(左)と、監督に起用された樋口真嗣さん(東宝提供)
東宝は31日、2016年夏に公開予定の映画「ゴジラ」最新作の総監督として、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明さん、監督に「日本沈没」「のぼうの城」などで知られる樋口真嗣さんを起用すると発表した。共に熱狂的な特撮マニアとして知られるだけに、「ついに時が来た」「一度きりの挑戦」などと意気込んでおり、力作が期待できそうだ。
2人は日ごろから、ゴジラやウルトラマンなど特撮作品への偏愛ぶりを公言しており、12年には過去作品のプロットなどを展示する「特撮博物館」(現在も全国を巡回中)を企画。同時に製作された特撮短編映画「巨神兵東京に現わる」も評判を呼び、「ゴジラ映画に対する造詣の深さ、深い愛情。『特撮博物館』や『巨神兵-』でのタッグ感。12年ぶりのジャパンゴジラにこれほどふさわしいお二人はいない」(東宝)と起用が決まった。
東宝からのオファーに対し、庵野さんは「無理です。エヴァもあるし」と一度は固辞したという。しかし、「過去の継続等だけでなく空想科学映画再生の祈り、特撮博物館に込めた願い、思想を具現化してこそ先達の制作者や過去作品への恩返しであり、その意思と責任の完結である、という想いに至り、引き受けることにしました」と明かした。
また、樋口さんは「この偉大なる神を生んだこの国に生まれたこと、特撮という仕事に巡り合え、続けてこれたこと、そしてこの機会が巡ってきた運命に感謝しつつ、来年、最高で最悪の悪夢を皆様にお届けします」と意欲を燃やしている。
今回の新作は、昨年のハリウッド版ゴジラのヒットを受けて製作が決まり、脚本は現在、庵野さんが執筆中。ゴジラの最終デザインなどはまだ明らかにされていないが、体長は昨年のハリウッド版(108メートル)を超える過去最大になる見込みという。撮影開始は今年秋の予定。
庵野さんは大阪芸大在学中に製作したSF大会用のアニメで注目され、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」などに参加した後、OVA「トップをねらえ」でアニメ監督デビュー。「キューティーハニー」などの実写作品の監督も手掛けている。
公開された今回のゴジラの「足型」(東宝提供)
一方の樋口さんは平成ガメラシリーズの特撮パートを演出する特技監督として注目を浴び、監督業進出後は「ローレライ」や、黒澤明監督作品のリメーク版「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」などのスペクタクル映画で手腕を発揮。今年夏には最新作「進撃の巨人」2部作の公開が控える。