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オーランド・ブルーム、エボラ流行の現地視察「いまだ油断できない状況」
ユニセフ(国連児童基金)の親善大使で俳優のオーランド・ブルームがこのほど、エボラ出血熱が流行した西アフリカ・リベリアへの4日間の訪問を終えた。2009年10月に同親善大使に就任したオーランド。昨年にはシリア危機の影響を受ける子どもたちや家族を視察するために、ヨルダンを訪問した。
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西アフリカでは5,000人以上の子どもを含む、2万4,000人以上がエボラ出血熱に感染。1万人近くが亡くなった。
現地を訪れたオーランドは、首都・モンロビアで宗教指導者や青少年グループのリーダーたちと対面した後、「私が出会った人々はみな、 日常を取り戻すため、 エボラに打ち勝つという強い決意を持っていました」と称賛。「エボラとの闘いの中心は、 コミュニティーです。 エボラ発症ゼロを達成するために、 コミュニティーの果たす重要な役割を支援し続けなくてはなりません」とあらためて実感したという。
若者間の教育活動もエボラ対策の重要な役割を担う。その1つが、モンロビア近郊の貧困街・ウエストポイントで若者たちが取り組む「A-Line」プロジェクト。グループの代表は、ボランティアたちが2万5,000人以上の人々に対してどのように予防法や感染拡大を防ぐ方法を伝えたのかを、オーランドに説明した。
シエラレオネとの国境近くの小学校では、エボラ流行の影響で7カ月にもわたる閉鎖を余儀なくされた。同校の再開にあたって、感染リスクを減らすために「登校時の検温」や「教室に入る前の手洗い」がユニセフの支援で導入され、今回はその子どもたちの新たな習慣も視察した。
オーランドは、「エボラ出血熱の流行によって、 リベリアの百万人もの子どもたちが半年も学校に通うことができませんでした」と説明し、「子どもたちは、 学校に戻ることができてとてもうれしそうでした」と報告。その一方で、「しかし、 一人ひとりの子どもが毎日注意して予防に取り組む姿は、いまだ油断できない状況であることを思い出させてくれます」と実情を伝えた。
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、 「すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するため」に活動する国連機関。約190の国と地域で活動している。
写真提供:(公財)日本ユニセフ協会